2016-01-01から1年間の記事一覧
何のためにマインドフルネスが必要なのか?そのひとつの答えを、ティク・ナット・ハンの著 ”True Love” の中に見つけました。 The Buddha said this; “The object of your practice should first of all be yourself. Your love for the other, your ability …
「暮らしのなかの瞑想入門」というサブタイトルがついた、伝道師ティク・ナット・ハン著の「気づきの奇跡( The Miracle of Mindfulness )」では、座禅を組む本格的な瞑想のやり方だけでなく、日常生活の中でマインドフルネスが獲得できる、様々な方法が説明…
ドローンが発見した犯行準備中のテロリストたちを、はるか上空からミサイルで狙い撃ちしようとした、まさにその瞬間。パン売りの少女が視界に入ってくる。発射すべきか回避すべきか、つまり、これから犠牲となる何十名の生命か、それとも目の前の一人の生命…
マインドフルネスで人々を癒し続ける、伝道師ティク・ナット・ハンのベスト・セラー「怒り(anger)」の中に、こんな記述があります。話し合うのが苦手で疎遠になりがちな相手に対して、 You cannot face him and at the same time you cannot avoid him. The …
すでにかなりの人が観ており、これくらいのネタバレはお許しいただきたいのですが、超ヒット映画「君の名は。」は、過去と現在の関係という時間に関するテーマを扱っています。 そして、古今東西の「時間をめぐる恋愛映画」の中で、エポックメイキングとなっ…
マインドフルネスの伝道師ティク・ナット・ハンが良くするという例え話を紹介します。月に到着したふたりの宇宙飛行士が事故に会い、地球から救援隊が来てくれる可能性は、ゼロ。酸素は、あと2日分しかない。彼らに今一番したいことは何ですか? と尋ねたとし…
欧米でのマインドフルネスの普及に多大なる貢献をした、ティク・ナット・ハンは教えます。「幸福はいろいろなところからやってくる」だから、もしあなたが、ひとつの方向だけ見つめて幸福を待ち焦がれているとすれば、かえって幸福をつかむチャンスを見逃し…
アップルの創設者、スティーブ・ジョブズが行なっていたことでも有名な「瞑想」は、マインドフルネスを獲得するためのもの。アメリカでは、今や、広く日常に溶け込んでおり、マインドフルネス・トレーニングのアプリをiTunesで提供するサービスも始まってい…
「気づきの奇跡 暮らしのなかの瞑想入門(The Miracle of Mindfulness)」より 「呼吸をマスターするとは体と心をよく制御することです。」 今、アメリカ、そして日本のビジネスマンたちが大注目している、「マインドフルネス(気づき)」を上手く獲得できるかど…
“the Master of Suspense(サスペンスの巨匠)”ヒッチコックは、”Think visually(視覚的に考える)”巨匠でもあった、とわかるドキュメンタリー、それが「ヒッチコック/トリュフォー」ではないかと思います。彼は言います。映画にとって、 Logic is dull. 論理は…
No direction home ending scene 映画「ノー・ディレクション・ホーム」より ミュージシャンとして初めてノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランは、つねに既成概念にはまることを嫌う反骨の人であり、その心意気を表した有名な言葉が、これです。1966年、…
映画「マダム・フローレンス!(Florence Foster Jenkins)」より “No Music, No Life.”という、おなじみのキャッチフレーズを思い起こさせる、このセリフは、映画「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」の主人公から発せられると、かなり違ったニュアンスを帯…
ティク・ナット・ハン著「怒り(anger)」より なかなか抑えられない怒りの感情に、どう対処するか? いわゆるAnger Managementは、ビジネスの現場や毎日の暮らしを円滑にすすめる上で欠かせない重要なノウハウ。怒りをはじめとするネガティブなストレスは、健…
映画「ブレードランナー(Blade Runner)」より 1982年に発表された「ブレードランナー」は、SF映画の金字塔と評され、いまだにその影響力が衰えない傑作ですが、来年、続編が日本で公開されるそうです。その中で、ハリソン・フォード演じる主人公デッカードが…
ミュージカル「オペラ座の怪人」より これは、逆説のように聞こえるかもしれませんが、日本人の英語リスニング能力の向上を妨げている大きな要因のひとつに、「字幕」がある、と思います。私の経験をお話しすると、ロンドンでの初演から30周年を迎えたミュー…
「死もなく、怖れもなく(no death, no fear)」より グーグル、アップル、シスコ、フェイスブックなど、世界を代表する上位企業が次々と導入し、まさに、今、アメリカを席巻しつつある「マインドフルネス」。脳科学×瞑想で、疲れた脳を休めて集中力を高めるノ…
映画「天国から来たチャンピオン(Heaven can wait)」より 出会った瞬間に、「あ、この人だ」と思う・・・人は、ただ出会うのではなく、不思議なチカラに導かれて「出会ってしまう」ものなのかもしれません。今年一番の大ヒットとなった映画「君の名は。」の…
映画「愛のむきだし」“コリントの信徒への手紙1-13”「新約聖書」より ある映画監督、ある女優がブレイクする瞬間というものがあります。園子温の出世作「愛のむきだし」で、当時女優としては、まだ無名に近かった満島ひかりが、聖書の一章を延々と「激白」す…
「神様、お電話ください」という新聞広告を覚えている方は、何人いるでしょうか?かつてのコピーライターブームの火付け役となった、糸井重里さんがコピーを書いているのですが、インド映画「PK」を観て、この広告とイメージがダブりました。神様と連絡が取れ…
アメリカ大統領選は、激戦を制して、ドナルド・トランプ氏が大統領に選ばれました。史上最低の中傷合戦と批判されたテレビ討論会において、トランプ氏の「口撃」に対するヒラリー氏の反撃で、最も印象に残った言葉が、これです。 When they go low, we go hi…
“物が二つになるが悪しきなり”「葉隠」より 日本の「サムライ」の素晴らしさ、その行動力、いざと言う時にクールに事を成す精神力を、外国人に英語でどう説明するか?これは、かなり難しいと思うのですが、ひとつのヒントを、三島由紀夫が激賞する名著「葉隠…
ティク・ナット・ハン著“True Love”より 「マインドフルネス」が大流行の兆しを見せています。ストレス社会を生き残る術(すべ)として、瞑想や呼吸法によって、いかに「マインドフルネス」を獲得するかが問われているようですが、もともとこの言葉は仏教の「念…
映画「ハドソン川の奇跡(Sully)」より 「君の名は。」「シン・ゴジラ」「怒り」「リップヴァンウィンクルの花嫁」「永い言い訳」など、日本映画に傑作が集中した2016年。それでも、映画館に足を運んでしまう外国映画の監督として、クリント・イーストウッド…