しあわせになる英語 English for Happiness

日曜更新。人生に役立つバイリンガルの学び。

2017-01-01から1年間の記事一覧

待ち時間を楽しむ智慧とコツ。退屈や焦り、苛立ちから解放される方法。「ブッダの時間」その20

銀行やレストラン、スーパーマーケット、病院などで長い列に並んでいるあいだ、時間を上手に使う技術があると言います。時間の主導権を、時計の針ではなく、あなたが握るための実用的な方法を、アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスが紹介してく…

理不尽な要求に対してノーと言う。自分の時間を確保するためのガイドライン。「ブッダの時間」その19

人の時間や労力をみやみにあてにする、無理矢理な、つまらない頼みごとを断るためのガイドライン。その人との健全な人間関係は維持しつつ、自分の大切な時間を守るための、けじめのつけ方を、アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスが、教えてくれ…

死の危険から自らを救った瞑想。ある仏教徒の実話。「ブッダの時間」その18

生きるか死ぬかの場面に遭遇した時、恐怖の感情に打ち勝ち、その時なすべきことに集中する。ふだんから、マインドフルネスの瞑想を訓練している人には、それができるという実例を、アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスが紹介してくれています。 …

日常生活でのマインドフルネス練習法。まずは、歩くことから。「ブッダの時間」その17

脳の疲れを減らし、集中力を高める、マインドフルネスは、その気になれば、いつでも、どこでも練習することができると言います。最も簡単かつ効果的なのは、「気づきの歩行(mindful walking)」。アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスの著作「人…

今、話題の人生の羅針盤「八正道」。英語で言うと?「ブッダの時間」その16

世界で二人しかいない、ヨグマタ(ヨガの母)相川圭子さんの著書「八正道」が話題になっています。「人生という航海でどんな荒波にもまれようと揺らがなくなる羅針盤」とのことですが、この「八正道」を英語にするとどうなるか?アメリカ生まれのチベット僧…

たとえば渋滞時。マインドフルネスを有効活用するチャンス。「ブッダの時間」その15

時間を無駄にしていると感じる時。マインドフルネスを実践すれば、集中力や洞察力を高める良いチャンスに変えることができると言います。アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスが、そのやり方を詳しく解説してくれています。 Begin by bringing yo…

マインドフルネスを持続させ、集中力を高める、基本的な訓練。「ブッダの時間」その14

過去にも未来にも捉われず、今ここに意識を集中させる、マインドフルネス。それを生み出し、持続させるための瞑想は、数多くありますが、今回は、その中でも、1960年代から一貫して人気があり、もっともやりやすいと言う、ロウソクを使った方法をご紹介しま…

記憶力を活性化するマインドフルネス。鍵は、集中すること。「ブッダの時間」その13

今この瞬間に意識を集中させるマインドフルネスは、忘れてしまった何かを思い出すのにも役に立つと言います。アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスの解説に耳を傾けてみましょう。 You have no doubt figured out that when you’re struggling to…

胎児に戻る。自然に戻る。安らぎに満たされるマインドフルネス。「ブッダの時間」その12

アメリカでの仏教普及に多大な貢献をし、仏教徒に限らず、大勢のアメリカ人に精神的影響を与え続けている、ラマ・スールヤ・ダスの著作「人生を劇的に変える<ブッダの時間>」よりご紹介します。 Take time to sit down, or even better, curl up on your sid…

マルチタスクを手放そう。実は、人間にとっては、非生産的。「ブッダの時間」その11

いちどに複数の仕事をこなして、生産性をあげたつもりになっていても、事実は違うと言います。コンピューターと人間の根本的な違いは何か、本当に生産的な仕事の運び方とは何か、アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスが、解説してくれています。 …

あなたが誰かの「菩薩」になる、マインドフルネスの奇跡。「ブッダの時間」その10

「菩薩(Bodhisattva)」とは、他者の幸福を願う天使。精神的に目覚めた人で、将来のブッダとも言われています。困難に陥ったときに無条件で手を差し伸べてくれた人は、まさに菩薩のような存在に感じられるもの。そこにあるのは、愛と思いやりです。アメリカ生…

人間関係を改善する瞑想。まず自分を好きになる。「ブッダの時間」その9

今、世界的に注目されている「瞑想(meditation)」は、ストレスを低減し、集中力を高めるのに効果的なことが知られていますが、それ以外にも、人の話に熱心に耳を傾けたり、強い忍耐力、自制心、共感、寛容さを養うのに役立つと言います。その結果、知性や感…

仕事も遊びも。90分に一回、20分の休息が、自然のリズム。「ブッダの時間」その8

「人生を劇的に変える<ブッダの時間>」は、仏教の教えをベースにしながら、そこに科学的考察を加えて、「時間」との最良のつき合い方を示唆してくれる本。著者は、アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスで、さすが、大勢のアメリカ人に影響を与え…

ストレス低減に劇的な効果。時間とうまくつき合う秘訣。「ブッダの時間」その7

アメリカでの仏教普及に多大な貢献をし、仏教徒に限らず、大勢のアメリカ人に精神的影響を与え続けている、ラマ・スールヤ・ダスの著作「人生を劇的に変える<ブッダの時間>」よりご紹介します。 1 WHEN YOU WAKE UP, STOP YOUESELF FROM THINKING “WHAT DO …

疲れて集中できないときに、集中力を取り戻す、いい方法。「ブッダの時間」その6

慌ただしく過ぎゆく人生で、ストレスを感じたり、燃え尽きたりする一番の原因は、気持ちが集中できないことにあると言います。アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスが、左右の脳の違いという観点から、簡単かつ、集中力を取り戻すのに効果的な方…

ちょっと一息つきながら、<あるがままの自分>に触れるマインドフルネスの練習を。「ブッダの時間」その5

本日ご紹介するのは、「ただ、あるがままに(Simply Being)」と呼ばれるもので、より深い、より本質的な自分に触れるための呼吸法の練習。あなたは、今のままの姿ですでに完全なのだという気づきを得られ、もう、もがいたり、何かと戦ったり、緊張や葛藤な…

<本当の自分>に出会うために。今すぐできる、マインドフルネスの質問。「ブッダの時間」その4

<本当の自分>あるいは<より高い自分(higher Self>を見つけるための、5分でできる質問を、アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスが提供してくれています。詩人でもある彼の文章は、シンプルでありながら深く、英語学習という点でも一読する価値が…

あなたの中の<本当の自分>へとリニューアルする。「ブッダの時間」その3

人は誰でも、「眠れるブッダ」。あなたも、生きているうちに、自分の中のブッダを目覚めさせることができると言います。けっしてむずかしい話ではなく、より良い自分、誰かの役に立つ自分、をめざす「ブッダのような(Buddha-like)」気持ちは、誰もが生まれな…

あなたにもできる、自然と一体になるマインドフルネスの呼吸法。「ブッダの時間」その2

アメリカでの仏教普及に多大な貢献をし、仏教徒に限らず、大勢のアメリカ人に精神的影響を与え続けている、ラマ・スールヤ・ダスが説く、マインドフルネス(気づき)の呼吸法。前回に引き続き、「人生を劇的に変える<ブッダの時間>」よりご紹介します。 Sitt…

「人生を劇的に変える<ブッダの時間>」その1。自然の刻む時に目覚める。

忙しすぎる毎日。時間に追われ自分を失うのではなく、生き生きと、余裕をもって暮らしていくためには?――アメリカでの仏教普及に多大な貢献をし、仏教徒に限らず、大勢のアメリカ人に精神的影響を与え続けている、ラマ・スールヤ・ダスが、その具体的な答え…

話している相手の苦しみを劇的にやわらげる、マインドフルネスの「聴く技術」とは。

誰かの苦しみをやわらげるために、あなたにもできることがあると言います。それは、まずマインドフルネスの呼吸で自分をしっかりと存在させ、それから苦しんでいる人の不平不満を、思いやりをもって、ひたすら聴き続けること。禅僧ティク・ナット・ハンが、…

「アンガーマネジメント」に絶大な効果。マインドフルネスで、太陽光のように、母親のように、怒りや絶望を抱きしめる。

怒りや絶望などのネガティブな感情が心の中に湧き起ったとき、それを否定したり、逃げたりするのは逆効果。呼吸によって生まれたマインドフルネス(気づき)のエネルギーで、やさしく抱きしめてあげることが大切だと言います。禅僧ティク・ナット・ハンのわ…

心の中の幸福の種に水を注ぐマインドフルネス。その具体的なやり方。

このブログでもたびたび紹介してきたように、幸せになるためには、あるいは誰かを幸せにするためには、なるべく心の中にある、理解、喜び、慈しみなどのポジティブな種に水を注ぎ続けることが大切。でも、具体的にはどうすればいいのでしょうか?マインドフ…

マザー・テレサに学ぶ。あなたを幸せに導くエネルギーとは?マインドフルネスと「意思」

あなたを動かしている意思。そのエネルギーがポジティブな動機から発したものか、ネガティブな動機から発したものかで、幸福への道は変わってくると言います。マインドフルネスの伝道師ティク・ナット・ハンの、わかりやすい解説に耳を傾けてみましょう。 Wh…

歳をとったら、人生を深く生きるマインドフルネスを。幸福への鍵は「集中力」

若い時には、若い時なりの。歳をとったら歳をとったなりの幸福になるコツがあると言います。鍵は、マインドフルネスのエネルギーがもたらす集中力。禅僧ティク・ナット・ハンの実践ドキュメント・ブック「リトリート ブッダの瞑想の実践」から抜粋してご紹介…

The impact that 9.11 made on me(9.11同時多発テロが私に与えた衝撃)。

Just 16 years ago, the broadcast image on TV completely changed my perception of the world. Since that day I have been trying to understand what it means for me. Today, I present my memorial poem. I appreciate your reading very much. まさ…

マインドフルネスの七つの奇跡。実践ドキュメント・ブックより抜粋。

禅僧ティク・ナット・ハンが説く、マインドフルネスがもたらす七つの素晴らしい働きを、「リトリート ブッダの瞑想の実践」より抜粋してご紹介します。 As we already know, the first function of mindfulness is to produce our true presence and make us…

カップルにおすすめのマインドフルネス。まずは「テレビを消す」ことから。

マインドフルネスを欧米に普及させた功労者ティク・ナット・ハンに、ある雑誌の記者がインタビューを行ないました。「初めて瞑想するにはどうすればいいのか、くわしく知りたい」という質問への答えがこれです。 I said, “Young couples should turn off the…

本家本元に学ぶ、マインドフルネスの呼吸のコツ。「操作しない」

現在大流行しているマインドフルネスに関して、様々な情報があふれていますが、このブログで紹介している「リトリート ブッダの瞑想の実践(The Path of Emancipation)」は、欧米での普及のきっかけとなった、1998年の21日間にわたる実践イベントのドキュメン…

マインドフルネスは、ここから始まった。「ブッダの呼吸法」を読み解く。

現在、大流行しているマインドフルネスは、もともとブッダの教えから始まったもの。その最も基礎となる経典をひもときながら、伝道師ティク・ナット・ハンが、1998年にアメリカで行なった、21日間の大規模なリトリートを記録したのが「リトリート ブッダの瞑…