しあわせになる英語 English for Happiness

日曜更新。人生に役立つバイリンガルの学び。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「ダライ・ラマ 思いやること」その8。あなたの心の本質は「澄んだ光」?

怒りやねたみに苦しむとき、自分の心は何と汚れているのだろうと思い悩む人もいるかもしれません。しかし、二千五百年以上も前から、人間の心について深い考察を重ねてきた仏教には、そんな人たちの目を覚まし、勇気づける言葉があります。ダライ・ラマによ…

「ダライ・ラマ 思いやること」その7。「怒り」は、他の誰よりもあなた自身を傷つける?

「怒り(anger)」は、私たちの感情の中でも、とりわけやっかいなもの。善悪の判断力を鈍らせ、後悔してもしきれない行動へと駆り立てる破壊者だと言います。怒りの正体とは何か?そして、その害から身を守るにはどうしたら良いか?ダライ・ラマの解説を、バ…

「ダライ・ラマ 思いやること」その6。「自分の死」を意識することで、人生は有意義になる?

自分もいつか死ぬということは、できれば考えたくない。というのが、現代に生きる私たちの一般的な感情でしょう。しかし、古くより「メメントモリ(memento mori)=自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」という格言があるように、日頃から自分の死を意識し…

「ダライ・ラマ 思いやること」その5。要注意!怒りや憎しみが物の見方を歪める。

怒りや憎しみを心に抱いているとき、あなたの物の見方は、誤解や誇張によって歪められてしまうと言います。例えば、科学的な観点から見ても、人が怒りを覚えるとき、怒りの対象が醜いものに見えるのは、その9割が見る側の誇張によるものだそうです。正しい…

「ダライ・ラマ 思いやること」その4。「賢い利己主義」が、あなたを幸せにする?

「自分を第一に考える」利己主義は、逆に、自分にとって不利な状況を作り出し、不幸への扉を開いてしまう。そうではなく、自分が幸せになるための「賢い」利己主義があると言うのです。ダライ・ラマの解説を、バイリンガルで、どうぞ。 Could you put others…

「ダライ・ラマ 思いやること」その3。逆境は、あなたを成長させる「ありがたいもの」

すべてが順調なとき、人はなかなか成長できないと言います。とりわけ、逆境をバネに、世界中の人々から尊敬を集める指導者になったダライ・ラマの言葉を聞くと、その真実味が増すというもの――バイリンガルでお届けします。 During a difficult period you ca…

「ダライ・ラマ 思いやること」その2。誰かに怒りをぶつけられた時の最善の対処法。

世の中には、誰かに怒りをぶつけることで動揺させ、自分の思うままにコントロールして利用しようとする人がいると言います。とくに、あなたが謙虚でおとなしい人の場合、そんな「怒り」の餌食にされてしまう可能性が高い。だからと言って、怒りに対して怒り…

「ダライ・ラマ 思いやること」その1。思いやり(compassion)は、怒りの解毒剤。

人間の煩悩の中で、「怒り」は非常にやっかいな破壊的存在。怒りにまかせて破壊的な行動をとってしまい、後悔しても取り返しがつかない、という体験は、たいていの人が持っているのではないでしょうか。世界の精神的指導者であるダライ・ラマは、長年にわた…

「ダライ・ラマ 宗教を越えて」その14。人生における苦難にも長所がある?

人生における苦難(suffering)をどう受け入れるか?いや、そもそも苦難なんて受け入れたくない、と思う方も多いかもしれません。しかし、そこは考え方ひとつ。現に、迫害を受け、故郷を追われる亡命生活を続けてきたダライ・ラマは、苦難を受け入れ、忍耐と赦…

「ダライ・ラマ 宗教を越えて」その13。どう考えれば、人を赦(ゆる)せるようになるか?

誰かに傷つけられたとき、その人を赦すことは、頭で考えるよりはるかに難しいことです。しかし、すべての事柄が様々な原因と条件(因縁)から成り立っているということを心に留めておけば、人を赦すことがもっと簡単にできるようになると言います。ダライ・…

「ダライ・ラマ 宗教を越えて」その12。「怒り」をなくすための処方箋とは?

どうしようもない「怒り」を感じた時、多くの人は、その原因を自分の外に探すと言います。あいつのせいだ、と。しかし、ダライ・ラマによれば、本当のトラブルのもとは、自分の中にあるはずだと言うのです。他人や自分を取り巻く環境を責める代わりに、まず…

「ダライ・ラマ 宗教を越えて」その11。生まれながらの感情・行動パターンでも、脳から変えられる?

私たちが真の幸福を得られないのは、心の奥に巣食っている破壊的感情(煩悩)のせいであると言います。そして、世界の主な宗教が、人類には内から変わる力が備わっており、これら煩悩も取り除くことができる、としているのに対し、非宗教的立場、とくに唯物…

「ダライ・ラマ 宗教を越えて」その10。世界から暴力を減らす唯一の方法とは?

ダライ・ラマによれば、世界はどこも互いに深い依存状態にあり、戦争で何かを解決しようとすることは、もはや時代遅れの不合理な代物になっていると言います。一つの地域で戦争や弾圧や内戦が起きると、その影響は必ず世界の他の地域の人々にも及んでしまう…

「ダライ・ラマ 宗教を越えて」その9。人類の未来は?ダライ・ラマは楽観的。

世界の誰もが互いにつながり、影響を及ぼしあっている、現代。たとえば、2008年のリーマン・ショックにも見られるように、一握りの人間の倫理の欠如が、何億という人々の生活を狂わせてしまう、そんな時代に私たちは生きているのです。そんな事態に直面して…

「ダライ・ラマ 宗教を越えて」その8。人生で難しい選択を迫られたら、どうするか?

人生には、一般的な原理・原則では処理しきれないジレンマ、つまり難しい選択を迫られる場面が、時として発生します。そんな時、何を拠り所にして答えを出せばいいのか?ダライ・ラマの言葉に耳を傾けてみましょう。 In my own case, when called upon to ma…