しあわせになる英語 English for Happiness

日曜更新。人生に役立つバイリンガルの学び。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「エーリッヒ・フロム: 精神分析と宗教」。その6。人生を決定する分かれ道。大勢の意見に従うか? それとも、あなた自身の独立を大切にするか? “Erich Fromm: Psychoanalysis and Religion” No.6――A crucial crossroad of life: To conform to the majority, or to put your own independence first ?.

世界から孤立することは恐ろしい。しかし、自分を失くすことも、したくない。この人生のディレンマを、歴史上の賢者たちは、どう解決してきたか? ――20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの言葉に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どう…

「エーリッヒ・フロム: 精神分析と宗教」。その5。あなたを束縛する宗教と、解放する宗教との違いとは? “Erich Fromm: Psychoanalysis and Religion” No.5――What is the difference between the religion which ties you down and the one which emancipates you ?.

宗教という言葉に、拒否反応を示す人とそうでない人がいます。その違いは、どこから来るのか? 20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムは、そもそも宗教には、「権威主義的」なのものと「人道主義的」なものがあり、人に対して、それぞれまった…

「エーリッヒ・フロム: 精神分析と宗教」。その4。宗教を初めとする精神世界の発達は、人間の存在が「矛盾」しているから。“Erich Fromm: Psychoanalysis and Religion” No.4――The development of spiritual world including religion, comes from the ”contradiction” in human existence.

そもそも「宗教(religion)」という言葉には、二つに引き裂かれた神と人間を元の一つに戻す、という意味があると言います。「二分性」あるいは「二元性」は、宗教を語るときに欠かせない概念で、例えば、キリスト教など西洋の宗教が「二元性」の宗教であるの…

「エーリッヒ・フロム: 精神分析と宗教」。その3。「理性」を持つことは、人間にとって幸せなのか、不幸なのか? “Erich Fromm: Psychoanalysis and Religion” No.3――Whether is it happy or unhappy for human beings to have “reason”?

人間が他の動物と違う大きな原因のひとつが、「理性」を持つということ。それ故に、様々な恩恵を受けてきたが、反面、様々な困難にも直面しています―― 20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの言葉に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、ど…

「エーリッヒ・フロム: 精神分析と宗教」。その2。心理学者フロムによる「宗教」の定義とは何か? “Erich Fromm: Psychoanalysis and Religion” No.2――What is the definition of “religion” according to Erich Fromm, psychologist?

そもそも「宗教」の定義とは何か?仏教やキリスト教など伝統的宗教以外にも、「宗教」と呼ばざるを得ないものが、現代社会には存在すると言う―― 20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの言葉に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。…

「エーリッヒ・フロム: 精神分析と宗教」。その1。人は、「魂の危機」に直面したとき、何を心のよりどころにするか? “Erich Fromm: Psychoanalysis and Religion” No.1――What does a person take refuge in when facing “spiritual crisis”?

精神的な危機に直面したとき、人がよりどころを求めるもの: 宗教と心理学の共通点とは何か? 20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの言葉に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 What are in common between religion and psycholo…

「エーリッヒ・フロム: 生きるということ」。その10。現代社会において、私たちが「他人のことを思いやらなくなった」原因とは何か? “Erich Fromm: To Have or To Be?” No.10――What is the cause which has made us “not to care for others” in the modern society?

現代社会において、一人ひとりは、なぜ孤立しているのか? なぜ私たちは、本当にわかり合い、そして愛し合うことができないのか? 20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムによれば、その発端はマルティン・ルターの宗教改革、そして<産業宗教>と…

「エーリッヒ・フロム: 生きるということ」。その9。ブッダやイエスが教える、「死ぬことの恐れ」を真に克服する唯一の方法とは? “Erich Fromm: To Have or To Be?” No.9――What is the only way to truly overcome “the fear of dying,” which is taught by the Buddha and by Jesus?

宗教の大きな目的のひとつは、「生と死の問題」に取り組むこと。奇しくも、ブッダも、イエスも、「死ぬことの恐れ」を真に克服する方法は一つと教えています――20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガ…

「エーリッヒ・フロム: 生きるということ」。その8。あなたの不安は「持つこと」から生まれている? “Erich Fromm: To Have or To Be?” No.8――Does your anxiety come from “having” ?

「持つこと」は「失うこと」そして「失うことへの不安」へとつながります。人生の不安を無くしたいなら、「あること」の存在様式に生きるべき――20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 …

「エーリッヒ・フロム: 生きるということ」。その7。なぜ人は未知の領域へ「新しい一歩」を踏み出すことを恐れるのか? “Erich Fromm: To Have or To Be?” No.7――Why are people afraid of taking “a new step” into the unknown?

多くの人は、未知の領域へ「新しい一歩」を踏み出すことを躊躇しがちです。しかし、それができる人こそ、「英雄」と呼ばれるのにふさわしい――20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 Ma…

「エーリッヒ・フロム: 生きるということ」。その6。「偽りの愛」と「本物の愛」との違いとは? “Erich Fromm: To Have or To Be?” No.6――What is the difference between “false love” and “genuine love”?

人間、とくに現代人には、「持つこと」に執着する傾向があり、みずから進んで「与えること」を実践できる人は少ないと言います。しかし、「本物の愛」を実現するには、「与えること」が欠かせない――20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの解…

「エーリッヒ・フロム: 生きるということ」。その5。「持つこと」を捨てれば、嘘のように自分らしく「あること」が実現できる? “Erich Fromm: To Have or To Be?” No.5――Will you be able to unbelievably realize “being” as you are if you abandon “having”?

なぜ私たちは、不幸の原因であるという「持つこと」を捨てることができないのか? 20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 Why cannot we abandon “having,” which is said to be the ca…

「エーリッヒ・フロム: 生きるということ」。その4。あなたが、「今、ここに、あること」を、100パーセント言葉で表現することはできない。だからこそ、素晴らしい。“Erich Fromm: To Have or To Be?” No.4――You cannot 100 percent express your “being in the here and now “in words. That’s why it is wonderful.

マインドフルネスの達人、ティク・ナット・ハンの著作に何度も登場する言葉に「今この瞬間、素晴らしい瞬間」がありますが、私たちが、「今、ここにあること」の素晴らしさに気づいた瞬間から、幸せへの道が開けます。今こそ、人生の目的を、物、お金、名声…

「エーリッヒ・フロム: 生きるということ」。その3。あなたの不幸は「持つこと」への執着から?“Erich Fromm: To Have or To Be?” No.3――Does your unhappiness come from attachment to “having”

「持つこと」への執着が、いかにあなたの愛と生産性を阻害しているか?20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムが、中世の偉大な神学者マイスター・エックハルトの思想を引用しながら解説しています――バイリンガルで、どうぞ。 To what extent d…

「エーリッヒ・フロム: 生きるということ」。その2。愛する人を「所有」したと思った時、「愛すること」は終わりへと近づく。“Erich Fromm: To Have or To Be?” No.2――It will come closer to the end of “loving” when you think you “have” the loved one.

愛し合っている二人は、なぜその愛を新鮮なまま持続できないのか?実は、これも、「持つこと」か「あること」かの違いにあると言います。――解説を、バイリンガルで、どうぞ。 Why cannot a couple in love keep their love fresh? In fact, this also depend…