2026-01-01から1年間の記事一覧
日本人ならではの「神」に対する感じ方を、次の西行の有名な和歌をもとに解説します。 To explain the uniquely Japanese sensibility toward kami (the divine), let us look at Saigyō’s famous waka: 何事のおはしますかは知らねども かたじけなさに涙こ…
ベルクソンの神に対するアプローチは、時代によって変遷しています。その中で一貫しているのは、物事を固定的・分析的に捉えがちな知性ではなく、生命の流れや生成の運動を直接に捉える直観でのみ、「神」に接近できるという主張です。 Bergson’s approach t…
高市早苗内閣は、SNSに基盤を持つ初めての内閣とも呼ばれています。そして衆院選での歴史的圧勝を受けて、テレビなどオールドメディアでは「ポピュリズムだ」とか「高市総理の暴走を止めなくてはならない」などといったアンチなコメントが散見されており、世…
これまで紹介してきたベルクソンの「直観」を、神秘的なひらめきで、自分には難しいものと誤解されている方も多いと思いますが、それは、完全な誤解です。ベルクソン自身の言葉などから、その誤解を解いてみたいと思います。 Many people seem to misunderst…
前回、西田幾多郎による解説を紹介した、ベルクソンの「持続」とは、分割できない内的時間の流れを指し、過去がそのまま現在の意識に溶け込み、質的に変化し続けるもので、時計で測れる外的時間とは異なる、いわば「内面の連続した生の経験」とされています…
西田幾多郎が、それまでの意識と時間の観念をガラリと変えた、ベルクソン哲学の基本概念を解説します。日本文とCopilotによる英訳でお楽しみ下さい。 Kitarō Nishida explains Bergson’s fundamental concept—pure duration (durée pure)—which radically tr…
現在公開中の映画「MERCY/AI裁判」は、AIと対峙した被告である主人公が、AIにない「直観」を駆使して、間一髪、死刑執行を逃れるというスリラーですが、現代社会ではますます、AIにすべてを任せず、自らの直観を頼りにしなければ、それこそ死活問題につなが…
西田幾多郎が、世界的ブームを巻き起こしたベルクソン哲学の方法論を解説します。日本文とCopilotによる英訳でお楽しみ下さい。 Nishida Kitarō explains the methodology of Bergson’s philosophy, which once sparked a worldwide boom. Please enjoy the …
「生の哲学」を提唱し、ノーベル文学賞を受賞したアンリ・ベルクソンは、直観の概念を通じて、近代の機械的・分析的思考に挑戦しました。日本の「文芸批評の神様」と呼ばれた小林秀雄の未完の著作「感想」を通じて、このベルクソンの哲学が、現代社会に生き…
戦後日本を代表する思想家・福田恒存の「神」についての講演。日本文とCopilotによる英訳をお楽しみください。 A lecture by Fukuda Tsuneari, one of postwar Japan’s leading thinkers, on the idea of “God.” Please enjoy the original Japanese text al…
戦後日本を代表する思想家・福田恒存 (ふくだつねあり)は、文学を通じて西洋の思想や文明を深く考察し、日本の近代化が内包する問題を独自の視点から解き明かしました。特に、その評論『近代の宿命』で提示された「近代の政治的確立とその精神的超克」という…
1970年大阪万博のシンボル「太陽の塔」をデザインし、「芸術は爆発だ」の言葉で有名な、芸術家・岡本太郎が書いた本。自分が歩んでいる道に自信が無くなってきた時、自分が周りから浮いていると感じる時、ぜひ読むべき本です。 Written by the artist Taro O…
『倫理学』は、和辻哲郎が西洋文化と日本文化を架橋しながら、人間存在の本質を「間柄的存在(人間は他者との関係性において成立する)」として捉えた画期的な著作です。この哲学書を20世紀の西洋哲学を代表するハイデガーの思想と比較します。日本文とCopilot…
晩年の主要著作と背景 西田幾多郎の晩年には、『宗教とは何か』や『哲学の根本問題』など、宗教と哲学の根源的関係を問う著作が現れました。これらは彼の長年の「場所」論や「絶対無」の思索を背景にしており、死を意識する晩年において宗教的次元が一層強調…