しあわせになる英語 English for Happiness

「英語だから、わかる」気づきと学びの場。毎週日曜日と水曜日に更新。

2026-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自らの「倫理」を、哲学することで突き詰めた、ウィトゲンシュタイン。なぜ代表作を放棄したのか? Wittgenstein, who pursued his own “ethics” to the utmost through philosophy—why did he abandon his masterpiece?

これまで、ウィトゲンシュタインと宗教の関係性を紹介してきましたが、前回の投稿の最後で、20世紀最大の哲学書といわれる彼の代表作「論理哲学論考」を放棄してしまったとお伝えしました。これは、彼の哲学への取り組み方、とくに自らの「倫理」を徹底する…

あなたの「考えていること=思念(thought)」は、言葉ではなく「像(picture)」でできている。『ウィトゲンシュタインと宗教』その4。Your “thinking = thought” is not made of words but of “pictures. ”Wittgenstein A Religious Point of View?”, Part 4

前期ウィトゲンシュタイン哲学の代表作『論理哲学論考』は、ハイデガーの『存在と時間』と並び称せられる、20世紀最大の哲学書です。ノーマン・マルカムの『ウィトゲンシュタインと宗教』では、難解と言われるその内容が簡潔にまとめられていますが、私がこ…

哲学がいくら「神の存在証明」を行っても、人々を信仰へと導くことはなかった? 『ウィトゲンシュタインと宗教』その3。No matter how much philosophy attempts to “prove the existence of God,” it has never led people to faith. “Wittgenstein A Religious Point of View?”, Part 3.

「世界がどのように存在するかが神秘なのではない。世界が存在するという、そのことが神秘なのである」と言ったウィトゲンシュタインは、哲学と神への信仰の関係をどのように考えていたのでしょうか?ノーマン・マルカムは、その著『ウィトゲンシュタインと宗…

「絶対の安全」を求めて。『ウィトゲンシュタインと宗教』その2。In Search of “Absolute Safety.” ”Wittgenstein A Religious Point of View?”, Part 2

ウィトゲンシュタインは、自分自身について「宗教的人間ではない」と言っています。しかし、彼の実際の言動から、この言葉を100パーセント信じることはできません。ノーマン・マルカムの『ウィトゲンシュタインと宗教』には、以下のような記述があります。 W…

宗教の言葉は「世界をどう説明するか」ではなく「世界をどう生きるか」を示すもの。『ウィトゲンシュタインと宗教』その1。Religious language does not show “how the world is explained,” but “how the world is lived. ”Wittgenstein a Religious Point of View?” Part 1

「私は宗教的人間ではない。しかし私は,いかなる問題をも宗教的観点から見ないわけにはいかない」—このウィトゲンシュタインの言葉をきっかけに書かれた、ノーマン・マルカムの『ウィトゲンシュタインと宗教』をご紹介します。「世界がどのように存在するか…