ティク・ナット・ハン著“True Love”より
「マインドフルネス」が大流行の兆しを見せています。ストレス社会を生き残る
術(すべ)として、瞑想や呼吸法によって、いかに「マインドフルネス」を獲得するかが
問われているようですが、もともとこの言葉は仏教の「念」や「気づき」を指して
いて、ブッダの呼吸法に由来していると聞いています。私も遅ればせながら、この
「マインドフルネス」に興味を持ち、ダライ・ラマ14世とならぶ仏教の巨人である
ティク・ナット・ハンの著作を、原書と日本語訳を取り寄せて読んでみました。
怒りの感情をコントロールするAnger Managementを教え導く「怒り(anger)」は、
英語による朗読を録音したCDも出ており、日本語&英語のテキストを読みながら
CDを聞くことで、かなりリスニング力をアップさせることができました。良く
言われることですが、「英語を学ぶ」時間だけでなく、「英語で学ぶ」時間を
いかに増やすかが大切だと、改めて実感したわけです。今日のフレーズは、
そのティク・ナット・ハンの名著”True Love”からの一節で、「愛」について、
え、これだけ?というほどあっけない定義づけを試みています。
To love is to be. To be loved is to be recognized.
愛するとは、存在すること。愛されるとは、存在を認められること。
興味が湧いた方は、ぜひ原書にトライしてみてください。残念ながら日本語訳
は出版されていないようですが、使われている英語はかなり平易で、その内容は
限りなく深いと思います。CDも出ているので、リスニング・トレーニングにも
なりますよ。