しあわせになる英語 English for Happiness

日曜更新。人生に役立つバイリンガルの学び。

マインドフルネスで不幸の原因「執着」を手放す。「幸せになるための8つのステップ」その5

f:id:englishforhappiness:20171224060213j:plain

所有している物、あるいは人、さらには概念や信仰まで、何かに執着したり、
しがみついたりすると、人生は苦しくなると言います。ブッダは、「執着」が
不幸の原因となることを繰り返し説かれていますが、「執着」を手放すことは、
非常に難しい。マインドフルネスが、その助けになるという心強いアドバイスを、
ベストセラー「8マインドフル・ステップ」からバイリンガルでご紹介します。

 

Developing an attitude of not clinging requires, at first, that we spend a certain amount
of time alone. Many of us cling to the experience of being with others out of fear of
being lonely. But aloneness is not loneliness.

「執着しない心」を育てるためには、まずある時間、ひとりで過ごすことが必要です。
孤独になるのが怖くていつでも他人といっしょにいたがる人がいますが、「ひとりで
いる」ことと「孤独」は同じではありません。

 

Rather, it is singleness that creates space for us to think, reflect, meditate, and free
the minf from noise and attachment.

「ひとりでいる」とは、専心して、ものごとをはっきり見ることです。ひとりでいる
ことによって、考察したり、観察したり、瞑想したりする余裕が心に生まれ、執着や
まわりの騒がしさから心を解き放つことができるのです。

 

As our greed, hatred, and delusion diminish through our solitary practice of mindfulness
and meditation, we strengthen our ability to be with others without clinging. When
the mind is at peace, we can be in company with many people without attachment
and the suffering it brings.

集団から離れて、静かに気づきや瞑想を実践し、欲や怒り、無知を減らしていくことに
よって、他人に執着することなく他人と居る能力が育つでしょう。心が穏やかなら、
他人に執着したり人間関係で苦しんだりすることなく、多くの人といっしょに居ること
ができるのです。

 

I am not suggesting that you will be able to give up your clinging all of a sudden or
become liberated overnight.

だからといって、いきなり執着を全部捨てるようにとか、一夜にして解脱できる
ように、などということを私はすすめていません。

 

Attachment is built into our psyches and strengthened over many lifetimes. It is
impossible to let it go quickly and easily.

執着は、私たちの心のなかに組み込まれているものです。幾生涯にもわたって強力に
なっているのです。ですから、そんなに簡単に消えることはありません、

 

We do not have to wait lifetimes to make a start, however. With proper understanding,
patience, effort, and mindfulness, we can begin to free ourselves from our bondage
and even attain full enlightenment in this lifetime.

だからといって、執着をなくすために幾生涯も待つ必要はありません。正しい見方や
忍耐、精進、気づきがあるなら、束縛を解き放ち、この生涯で完全な覚りを開くことも
できるのです。

 

To achieve happiness, we must start today to develop the skillful thought of letting go
of attachment and replacing it with open-minded generosity, flexibility, and detachment.

幸せになるためには、今日から執着を手放そうという「正しい思考」を育て、寛大な
施し、柔軟さ、無執着の思考に置きかえることから始めることが大切なのです。

 

Eight Mindful Steps to Happiness: Walking the Buddha's Path (English Edition)

Eight Mindful Steps to Happiness: Walking the Buddha's Path (English Edition)

 

  

8マインドフル・ステップス

8マインドフル・ステップス

  • 作者: バンテ・H・グナラタナ,出村佳子
  • 出版社/メーカー: サンガ
  • 発売日: 2014/10/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

■プライバシー・ポリシー

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得
できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、
Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。このプログラムにおいて、
第三者がコンテンツおよび宣伝を提供し、ユーザーからの情報を収集し、訪問者の
ブラウザーにクッキーを設定することがあります。プログラムにおいて情報の
扱いについてはAmazon.co.jpプライバシー規約をご確認ください。

Amazon.co.jp ヘルプ: Amazon.co.jp プライバシー規約