有名なテレビゲーム「テトリス」を毎日何時間もやり続けると、脳の中の配線に変化が
起こり、現実に戻っても、あらゆるところにテトリスの形を見てしまうようになること
が、科学的実験で証明されていると言います。この「テトリス効果」を応用して、脳が
常にポジティブな面をスキャンするよう変化させ、成功へのチャンスに気づかせる、
毎日の実践をご紹介します。バイリンガルで、どうぞ。
Just as it takes days of concentrated practice to master a video game, training your brain
to notice more opportunities takes practice focusing on the positive.
テレビゲームをマスターするためには、何日も集中して練習する必要があるのと同じ
ように、もっとチャンスに気づくように脳を鍛えるには、ポジティブなことに注目する
反復練習が必要である。
The best way to kick-start this is to start making a daily list of the good things in your job,
your career, and your life. It may sound hokey, or ridiculously simple――and indeed the
activity itself is simple――but over a decade of empirical studies has proven the
profound effect it has on the way our brains are wired.
それを始める一番の方法は、仕事や生活の中に起きたいいことを、毎日リストアップ
することである。わざとらしいとか、単純すぎてバカバカしいとか思うかもしれない。
実際に、やること自体は単純だが、10年以上にわたる実験的研究によって、それが人の
脳の配線に及ぼす重大な効果が証明されている。
When you write down a list of “three good things” that happened that day, your brain will
be forced to scan the last 24 hours for potential positives――things that brought small or
large laughs, feelings of accomplishment at work, a strengthened connection with family,
a glimmer of hope for the future.
たとえば「今日起こった3つのよいこと」を書き出そうとすると、脳は1日のできごとを
振り返り、ポジティブなことを探し始める。ちょっとおかしかったこと、大笑いした
こと、仕事で達成感を得られたこと、家族との絆が強まったこと、未来への希望が
きざしたことなどを思い返す。
In just five minutes a day, this trains the brain to become more skilled at noticing and
focusing on possibilities for personal and professional growth, and seizing opportunities
to act on them. At the same time, because we can only focus on so much at once, our
brains push out those small annoyances and frustrations that used to loom large into the
back-ground, even out of our visual field entirely.
1日にたった5分間これをすることで、脳が自分の個人的および職業的な成長の可能性
に気づき、それに働きかける機会を見つけることができるようになる。また人は、一度
に注目できる範囲に限界があるので、ポジティブなことを考えると、それまで頭を
占めていた他の小さな心配やイライラは背後に追いやられるか、意識の外に押し
出されてしまう。
This exercise has staying power. One study found that participants who wrote down
three good things each day for a week were happier and less depressed at the
one-month, three-month, and six-month follow-ups.
この練習の効力は持続する。ある研究によると、1週間毎日「3つのよいこと」を
書き出した人たちは、1か月後、3か月後、6か月後の追跡調査でも、それを
しなかった人たちよりも、幸福度が高く、落ち込む回数が少なかった。
More amazing: Even after stopping the exercise, they remained significantly happier and
showed higher levels of optimism. The better they got at scanning the world for good
things to write down, the more good things they saw, without even trying, wherever they
looked.
驚いたのは、エクササイズを止めた後も、幸福度、楽観性ともに高い状態が続くという
ことだ。身の回りのよいことをスキャンするのが上手になるにつれ、特に努力
しなくても、どこを見てもよいことが見出せるようになるのである。
When we train our brains to adapt a Positive Tetris Effect, we’re not just improving our
chance at happiness, we’re setting off a chain of events that helps us reap all the
benefits of a positive brain. Focusing on the good isn’t just about overcoming our inner
grump to see the glass half full. It’s about opening our minds to the ideas and
opportunities that will help us be more productive, effective, and successful at work and
in life.
脳を訓練して「テトリス効果」を取り入れれば、幸福感が感じられるようになるだけで
なく、ポジティブ脳がもたらす恩恵が次から次へと手に入ることになる。よいことに
注目するということは、コップに水が半分しかないのを見て不機嫌にならずにすむ
というだけではない。アイデアやチャンスに気づきやすくなるので、生産的になり効率
も上がり、仕事でも人生でも成功できるということだ。
幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論
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