グーグルなど世界の有名企業が社員研修のために採用するなど、大流行になっている
マインドフルネス瞑想は、日本でも大勢の人々の関心を集め、数多くの関連本が出版
されています。この本で語られているのは、科学ジャーナリストである著者の生々しい
成功体験――バイリンガルでご紹介します。
First, mindfulness meditation is good training. Viewing your feelings mindfully while on
a meditation cushion can make you better at viewing them mindfully in everyday life,
which means your life will be less governed by misleading or unproductive feelings.
まず、マインドフルネス瞑想はいい訓練になる。瞑想クッションにすわって瞑想
しながら感覚をマインドフルに眺めることで、実生活でも普段から感覚をマインドフル
に眺めるのがうまくなり、判断を誤らせるような感覚や無意味な感覚に支配されにくく
なる。
You spend less time fuming at drivers who (inexcusably oblivious to the important
appointment you’re late for) take a couple of seconds to hit the accelerator after the light
turns green; less time yelling at your kids or your spouse or yourself or whoever you’re
inclined to yell at; less time pointlessly resenting indignities inflicted on you; less time
having revenge fantasies about the inflicters (not that such fantasies are without their
pleasures!) ; and so on.
信号が青に変わったあと、(許しがたいことに、こちらが重要な約束に遅れまいと
必死なことにも気づかず)アクセルを踏むのに二、三秒かかった運転手にキレることも
減る。子どもでも配偶者でも、あるいは自分自身でも、あなたが大声をあげてしまい
がちな相手に対してやたらに大声を浴びせることも減る。人から受けた屈辱的な仕打ち
に腹を立てることも減る。そんな仕打ちをした相手に仕返しする空想にふけることも
減る(とはいえ、そうした空想が楽しくないわけではない)。
The routine business of mindfulness――observing the world inside you and outside you
with inordinate care――can do more than tone down troublesome feelings and enhance
your sense of beauty. It can, in a slow, incremental, often uneven yet ultimately
systematic way, transform your view of what’s really “out there” and what’s really
“in here.”
自分の内面と外界をとてつもない注意深さで観察するというマインドフルネスの一連の
手順は、わずらわしい感覚をやわらげ、美の感受性を鋭くしてくれるだけではない。
ゆっくりと、段階的に、ときにむらがあっても最終的には整然とした形で、「外」に
あるものや「内」にあるものに対する見方を変容させる。
What begins as a modest pursuit――a way to relieve stress or anxiety, cool anger, or
dial down self-loathing just a notch――can lead to profound realizations about the nature
of things, and commensurately profound feelings of freedom and happiness.
An essentially therapeutic endeavor can turn into a deeply philosophical and spiritual
endeavor.
もともとはストレスや不安をやわらげたり、怒りを静めたり、激しい自己嫌悪を少し
おさえたりする手段として控えめにはじめたものが、やがてものの本質に対する深い
理解や、それに呼応した深い解放感や幸福感をもたらしうる。あくまでいやしを求めて
努力していたものが、深い哲学や精神性を求める努力に変わる可能性がある。
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