しあわせになる英語 English for Happiness

日曜更新。人生に役立つバイリンガルの学び。

胎児に戻る。自然に戻る。安らぎに満たされるマインドフルネス。「ブッダの時間」その12

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アメリカでの仏教普及に多大な貢献をし、仏教徒に限らず、大勢のアメリカ人に
精神的影響を与え続けている、ラマ・スールヤ・ダスの著作「人生を劇的に変える
<ブッダの時間>」よりご紹介します。

 

Take time to sit down, or even better, curl up on your side――in bed perhaps, or
on a floor rug, the grass, or a beach――close your eyes, and relax. Breathe, smile,
and relax.

時間の余裕を見つけたら、まずは床に座りましょう。横向きに寝て丸くなれたら
さらに良いでしょう。ベッド、カーペット、もしくは草の上、砂浜でもかまいません。
目を閉じて、力を抜いてください。深呼吸してほほ笑み、リラックスします。

 

Let go and let be.

Let everything settle, and imagine you’re like a baby, an infant,

even a fetus back in the womb, free from considerations of time and place.

   Rest cradled and at ease, as if floating in the warm and cozy amniotic sac of
this instant, free from your habitual grown-up distractions and roles, age, gender, worries, and preoccupations.

   Let the warm waters of natural awareness and nowness wash over you and
through you, filling you with peace and bliss.

   Know that you are held and whole, at home and loved again, Nothing else is
happening.

   Enjoy resting in the natural state, beyond time, beyond mind, at home and at ease
in the natural great perfection of just being.

  You are home now.
Go back further.

Now imagine you are dead and buried.

Enjoy that big sleep in the cool mouth of the womblike tomb,

Beyond all vicissitudes of this fleeting life,

Done is what had to be done,

Come home to yourself, your true source

And wellspring.

Breathe the light, the subtlest energy of pure being,

Beyond life and death, coming and going,

And rest in the secret inner heart of the sacred now

 

すべては、あるがままに。

何もかもが落ち着くのを待って、自分を赤ちゃんや幼な子と想像します。胎児に
戻ってもかまいません。時間も場所も忘れましょう。

今の瞬間という、温かく心地よい羊水の中に漂っているかのように、包み込まれ、
くつろいで、習慣となっている大人の雑念から解放されます。役割、年齢や性別、
悩み、そして重大な関心事からも自分を解き放ちます。

自然な気づきと、“今、ここにいる”という温かい羊水に包まれ、安らぎと至福に
満たされます。

あなたは支えられていて、何ひとつ欠けるもののない、愛される存在であることを
知ってください。他には何も起きません。

自然な状態にいることを楽しみましょう。時を超え、理性を超え、“ただ在る”ことの、
自然で大いなる完全さに包まれ、くつろいでいます。

今あなたは、あなたの生まれた場所にいます。

もっと先まで、戻ってみましょう。

今度は、自分が埋葬されているところを想像してください。

子宮のような墓の涼しさの中で、はかない生の変遷を超え、

大いなる眠りを楽しみましょう。

なされるべきことはすべてなしとげられました。

あなた自身に、あなた本来の原点に、

涸れることのない源に戻りましょう。

光を呼吸しましょう。純粋な存在の捉えがたいエネルギーを呼吸しましょう。

生死、去来を超えて、

さあ、今という聖なる瞬間にある、聖なる心の中で安らぎを感じてください。

 

Buddha Standard Time

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人生を劇的に変える〈ブッダの時間〉

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マルチタスクを手放そう。実は、人間にとっては、非生産的。「ブッダの時間」その11

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いちどに複数の仕事をこなして、生産性をあげたつもりになっていても、事実は
違うと言います。コンピューターと人間の根本的な違いは何か、本当に生産的な
仕事の運び方とは何か、アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスが、
解説してくれています。

 

Buddha himself said long ago that we can hold only one thought at a time,
as modern neuroscientific research has corroborated. When we think we are doing
two or more things simultaneously, we are actually alternating our consciousness
between them at hyperspeed, because the brain can literally focus on only one thing
at a time.

はるかな昔、人は一度にひとつのことしか考えられないものだ、とブッダ
言いました。そしてその言葉は、現代の神経科学研究によって裏付けられています。
自分ではふたつ以上のことを同時にしているつもりでも、それはただ、意識が複数の
ものごとのあいだをものすごいスピードで行き来しているだけなのです。なぜなら、
脳は一度にひとつのことしか集中できないようになっているからです。

 

Therefore, fragmentation in focus is counterproductive, and it dissipates energy.
That’s why when you are focused on a work project, it is a good idea to shut down
your e-mail program, let the phone ring, and ignore anything else that threatens
to disrupt your work. Other tasks and diversions can wait. Focus fully and prioritize
skillfully; it makes a remarkable difference in what you can achieve.

したがって、焦点を分散すればするほど非生産的になって、エネルギーの浪費という
ありがたくない結果を生みだします。だからこそ、何かの作業に取り組んでいる
ときは、メールソフトを閉じ、電話が鳴っても出ず、仕事の妨げになる恐れのある
ものはすべて無視したほうがいいでしょう。他の仕事や気分転換は、後からでも
できます。完全に集中し、上手に優先順位をつけるのです。そうすれば、結果は
驚くほど変わるはずです。

 

Multitasking to me is a kind of siddhi, or higher power. I generally recommend that
only enlightened masters attempt it. Like a Dancing Shiva with multiple hands and
feet, you need to have a highly evolved consciousness to do it well.

わたしにとって、いちどきに複数の仕事をこなすのは、シッディ、すなわち悟り、
完成の境地、あるいはそれ以上に高度な技術です。そのため人にも、悟りを開いた
熟練者だけが試みるように勧めています。何本もの手や足を持つ“踊るシヴァ神”の
ように、高みにまで達した意識がなければ、いくつもの仕事を同時進行でやり遂げる
ことなどできません。

 

But like it or not, it is something that we all find ourselves doing at one time or another,
even though for most of us it is hard enough to focus mindfully on one thing. When we
multitask, we think we are saving time, but actually we are doing one thing to
the detriment of another, and everything suffers. Being mindful and focused is
much more effective, as you’ll see when you apply the lessons of living
in Buddha Standard Time to your daily life.

 

しかし、好むと好まざるとにかかわらず、気づいたら誰もが同時に多くの仕事を
こなしていたという覚えがあるはずです。たったひとつの仕事に集中し、心を
向けるだけでも難しいというのに。複数の仕事を同時に進めれば、時間が節約できる
ような気になりますが、実際には、ひとつの作業が別の作業に害を及ぼし、結果的
にはすべてがおろそかになってしまいます。それよりは、ひとつのことに心を向け、
集中したほうがはるかに効率的だということは、日常生活に<ブッダの標準時間>を
適用してみると、よく分かるはずです。

 

Buddha Standard Time

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人生を劇的に変える〈ブッダの時間〉

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あなたが誰かの「菩薩」になる、マインドフルネスの奇跡。「ブッダの時間」その10

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「菩薩(Bodhisattva)」とは、他者の幸福を願う天使。精神的に目覚めた人で、将来の
ブッダとも言われています。困難に陥ったときに無条件で手を差し伸べてくれた人は、
まさに菩薩のような存在に感じられるもの。そこにあるのは、愛と思いやりです。
アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスの言葉に耳を傾けてみましょう。

 

In my time in India and the Himalayas I witnessed many miracles, but among all of them
I would say that the greatest was the power of unconditional love. Think about the times
that you’ve experienced an angel, or bodhisattva――a no-strings-attached benefactor or
protector――in your own life and how much it meant to you. And think about the times
that you yourself have been a guardian spirit to others, lending a sympathetic ear and
giving them the gift of compassion at a time of need.

インドやヒマラヤにいた頃、実にたくさんの奇跡を目にしましたが、その中でもっとも
すばらしかったのが、無条件の愛の力です。皆さんも、これまでの人生で、天使、
あるいは菩薩、すなわち無条件に恩恵を施す者、あるいは無条件に護ってくれる者に
出会った体験や、それがどれだけ大きな意味を持っていたかを考えてみましょう。
誰かが困っているとき、あなた自身が守護神となって、親身に話を聞き、思いやりと
いう贈り物を与えたときのことを思いおこしてみましょう。

 

As Vietnamese Zen master Thich Nhat Hanh said, “The greatest gift we can offer is
our presence.” Think how wonderful it feels for someone to give you their full attention
and for you to be truly heard, seen and felt, and treated with kindness and care. All too
often in our rushed and busy days we do not fully focus on others or remain alert to
their needs. We skitter over the surface of life’s waters, rarely if ever immersing
ourselves in its depths. True relationship and intimacy are possible only in the present
because they require genuine contact and connection, which take place nowhere but
in the present moment of nowness.

ヴェトナム出身の禅師、ティク・ナット・ハンが言っているように、「わたしたちが
与えうる最大の贈り物は、ただそこにいるということ」なのです。誰かが、心のすべて
をあなたに向けてくれたときのことを思い出しましょう。あらゆる注意を払って、
あなたの言葉に真剣に耳を傾け、見つめ、感じ、優しさと気遣いを持ってそこにいて
くれたとき、どれだけ気持ちが楽になったことでしょう。慌ただしい日々を送って
いると、ついつい、他者と真剣に向き合ったり、その人が必要としていることに気づく
機会が少なくなります。人生の表面に軽く触れるだけで、その深みにまで身を沈め
ようとはしません。でも、真の関係や親しさは、今という瞬間だけに存在します。
なぜなら、本当の関係には心からの触れ合いとつながりが必要で、それらは、今
この瞬間にだけあるものなのですから。

 

When we ground ourselves in the present moment, we spontaneously connect better
with others. We become more responsive and less reactive, listening more deeply and
speaking with greater clarity. We gracefully step into a new zone, from mere doing
to being, from listening to hearing, from reacting to responding, from imbalance
to harmonious balance, from fragmentation to integration, and from separation
to oneness. Through transforming ourselves, we transform all our relationships and
bring the wholeness of who we are to everything we do――at home, at work, and
at play. This is the miracle of relational mindfulness.

“今”に身をおくと、自然に他者と深くつながることができます。容易に共感を覚える
ことができて、ただ反応するだけではなく、相手の話をよく聞き、こちらからも
はっきり話せるようになります。こうして人は、スムーズに、新しい領域に足を
踏み入れるのです。そこでは単なる“する”が“在る”に、“聞く”が“聴く”に、“反応”が
“共感”に、“アンバランス”が“調和のとれたバランス”に、“分裂”が“統合”に、”分離”が
“一体”になります。自分が変わることですべての関係が変わり、家庭、職場、
遊びなど、あらゆることに、あるがままの自分で接することができるようになります。
これこそが、人間関係における気づきの奇跡です。

 

Buddha Standard Time

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人生を劇的に変える〈ブッダの時間〉

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人間関係を改善する瞑想。まず自分を好きになる。「ブッダの時間」その9

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今、世界的に注目されている「瞑想(meditation)」は、ストレスを低減し、集中力を
高めるのに効果的なことが知られていますが、それ以外にも、人の話に熱心に耳を
傾けたり、強い忍耐力、自制心、共感、寛容さを養うのに役立つと言います。その
結果、知性や感受性も豊かになって、人とのコミュニケーションや、関係が改善。
他人と共鳴し合うことで互いの関係がスムーズになり、対立や争いごとも減って、
時間とのつき合い方もより楽になると言うのです。アメリカ生まれのチベット
ラマ・スールヤ・ダスの言葉に耳を傾けてみましょう。

 

To discover our inner rhythm and open our hearts, our most precious timepiece,
we need to be willing first to make friends with ourselves and cultivate a gentle
and more accepting attitude. To practice compassion or loving-kindness meditation
(known as metta practice in the Buddhist wisdom tradition), begin generating generous,
well-wishing thoughts toward yourself, without trying to change or improve anything.
Make friends with yourself first, and realize a benevolent form of self-love, acceptance,
and joy. Then begin to spread those warm feelings of loving-kindness to others,
in ever-widening spirals of grace. This extended contentment greatly reduces
the wear and tear of inner conflict and stress upon minds and bodies.

自らの体内リズムを発見し、もっとも価値ある時計である心を開放するためには、
まず、進んで自分と親しんで、ものごとをおだやかに、ありのままの姿で受け
入れられるようにならなくてはなりません。思いやりや慈しみの瞑想(仏教では
メッタ、慈悲の瞑想と呼ぶ)を実践するには、自分を変えようとか、改善しようと
せずに、自分に対して寛容になり、自分を好きになることから始めます。まずは
自分と親しんで慈しみ、丸ごと受け容れ、自分に満足することのすばらしさに
気づきましょう。そして、その愛や慈しみの思いを、どこまでも続く優しさの
スパイラルで、他の人々にも広げます。広げられたその思いが、心的な葛藤からくる
消耗や心身のストレスを大幅に減らすのです。

 

This kind of mind training or attitude transformation can help us learn a great lesson
from our difficulties, instead of just trying to get past them, keep going, and survive.
We can turn our stumbling blocks into stepping-stones on the path of conscious growth
and inner development. Where would we be without our wounds; where would our power
of compassion, empathy, and understanding come from? In the course of time, we all
experience karma, or consequences of our actions; but even bad karma can help us
become more sensitive to the plight of others and contribute to their well-being.
At the very least, it can help us relate to the pain and suffering of others, which
strengthens our altruism and our humility.

心や、人生への姿勢を変えるこのような訓練は、困難な状況に陥ったときでも、その
状況を無理に克服しようとしたり、無視したり、ただ切り抜けようとしたりせずに、
逆にそこからいろいろ学ぶようにアドバイスしてくれます。困難を、心の成長や発達
のための踏み台にして、大きく飛躍するのです。もし、心がまったく痛まなかったら、
どうなるでしょう。同情、共感、理解といった力はどこから生まれるのでしょう。
時間の経過とともに、誰もがカルマ、すなわち自分の行動がもたらした結果を経験
します。しかし、悪い行ないでさえも、それによって他の人々の痛みや苦しみにより
敏感になるという点で、人々の幸福に寄与することができます。たとえ最悪のカルマ
でも、そのために他人の痛みや苦しみにかかわることになるわけで、その結果、他人を
愛する心が生まれ、謙虚な気持ちにつながっていきます。

 

Buddha Standard Time: Awakening to the Infinite Possibilities of Now

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人生を劇的に変える〈ブッダの時間〉

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仕事も遊びも。90分に一回、20分の休息が、自然のリズム。「ブッダの時間」その8

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「人生を劇的に変える<ブッダの時間>」は、仏教の教えをベースにしながら、そこに
科学的考察を加えて、「時間」との最良のつき合い方を示唆してくれる本。著者は、
アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスで、さすが、大勢のアメリカ人に
影響を与え納得させるだけの、具体例と説得力に満ちています。バイリンガルで、
どうぞ。

 

Another cycle that has gained a lot of contemporary attention is ultradian rhythms,
natural rhythms that run for about an hour and a half and are repeated throughout
the day. Ernest Lawrence Rossi, a scientist who has pioneered studies in this field,
says that we all need to take a break for about twenty minutes every hour and a half
whether we are working, studying, or playing to maintain optimal health, focus, and
satisfaction. During the resting phase of the cycle, we shift from left-brain to right-brain
activity. On break we are more associative, creative, and spontaneous. Many people
regularly interrupt their main activity, taking periodic coffee or snack breaks, short naps,
a walk, or a yoga or stretching session, or doing a crossword puzzle or brainteaser.
Afterward they feel rested and renewed, ready to assume their more focused, logical,
left-brain activity.

最近とみに注目を浴びているもうひとつの周期が、超日リズムと呼ばれるものです。
これは、およそ一時間半を周期として、一日を通してくり返される自然のリズムの
ことです。この研究分野の草分けである科学者、アーネスト・ローレンス・ロッシは、
健康、集中力、満足感を最適に保つには、仕事や勉強、それに遊びであっても、およそ
一時間半ごとに二十分の休息が必要だと言っています。休息しているあいだに、脳の
活動領域が左脳から右脳へ変わり、その結果、連想力、創造力、自発力が高まります。
実際多くの人が、一定の間隔で仕事や勉強を中断しては、コーヒーやスナック菓子で
一息入れ、仮眠や、散歩、ヨーガや、皆でストレッチをしたり、クロスワードパズルや
クイズをします。そうすることで疲れが取れ、気分もあらたに、論理的な左脳活動への
集中を再開させる準備が整うのです。

 

If we don’t take enough breaks during the day, stress and tension build up, and
we experience what Rossi calls Ultradian Stress Syndrome. USS can cause fatigue,
aches and pains, and loss of memory and alertness, ultimately leading to accidents
and illness. Keep this in mind when you are sitting at your desk or with your laptop
for hours at a stretch!

もし休息を充分に取れないと、ストレスと緊張が高まり、ロッシが超日リズムストレス
症候群(USS)と呼ぶ状態に陥ります。USSは、倦怠感。鈍痛、鋭通、記憶力や
注意力の低下を引きおこし、それが最終的には事故や病気につながります。とりわけ、
長時間デスクやコンピューターの前に座っているような人は要注意です。

 

Frequent breaks improve creativity and performance. From Leonardo da Vinci to
Thomas Edison, the great artists, scientists, and inventors have discovered that
after concentrated effort to solve a problem and repeated frustrations, taking a break
can lead to creative insight. New ideas often pop up all by themselves. During short
naps, dreams can point us in the right direction and result in eureka moments. Short
breaks also reduce human error, lessen compulsive drivenness, which is similar
to addictive behavior, and help us connect better with family, friends, and coworkers.

休息を頻繁に取ることで、創造力や効率が良くなります。レオナルド・ダ・ヴィンチ
からトーマス・エジソンに至るまで、偉大な芸術家、科学者、発明家は、集中して
問題を解いたあとや、イラつきを感じるときに一休みすると、それが創造的な洞察に
つながることを発見しています。新しいアイディアというのは、往々にしてぱっと
ひらめくものなのです。短い睡眠のあいだに、夢の暗示でふと問題が解けることも
あります。短い休息は、マンネリ化に似た症状である人為的ミスを減らし、やる気の
ない気分を一掃してくれますから、家族や友人や同僚との関係もまた改善されます。

 

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ストレス低減に劇的な効果。時間とうまくつき合う秘訣。「ブッダの時間」その7

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1  WHEN YOU WAKE UP, STOP YOUESELF FROM THINKING “WHAT DO I NEED
TO DO TODAY?” and feeling the burden all at once. Just rest for a moment, awake
and aware. Take a deep, invigorating breath. Then do the next thing to begin your day.

1 朝おきてすぐに「今日やることは?」と考えて、負担を感じるのはもうやめま
しょう。しっかり目が覚めるまで、しばらく静かにすごします。今日という一日に
一歩踏み出す前には、さわやかに深呼吸しましょう。

 

2  LISTEN TO YOUR INNER VOICE. If it’s shouting, “You need to get this done!” try
to notice that thought without feeling driven and utterly overwhelmed by it. Be sure
to take pauses throughout the day without thinking of what you should be doing. There is
an art to feeling comfortable while unmoored, to rest in the still eye of the storm.

2 心の声に耳を傾けましょう。もしその声が「この仕事を終わらせろ!」と叫んで
いたら、プレッシャーを感じたりせずに、その言葉を心に留めます。一日のあいだの
どこかで、必ず仕事から離れて休息をとりましょう。船にさえ、嵐のなかで落ち着いて
停泊できるよう、錨を操る、荒天避泊の技術があるのです。

 

3  EVERY TIME THE PHONE RINGS, LET IT GO FOR AN EXTRA RING OR TWO.
Instead of rushing to pick it up, use it as a found moment to renew your nowness-
awareness. Then get on with the call. Zen master Thich Nhat Hanh recommends that
we use the extra telephone rings, or a moment after the doorbell rings, as a little
mindfulness bell, to remind us to slow down, calm and clear our mind, and take
a moment to breathe, smile, and relax.

3 電話が鳴っても、最初の一、二コールは出ないでおきましょう。あわてて受話器に
手をのばしたりせず、よかった、おかげで今ここにいることを思い出すことができた、
と考えるようにします。電話に出るのは、それからでも間に合います。禅僧ティク・
ナット・ハンも、次のようにアドバイスしています。「電話やインターホンに応える
のを少し待ち、そのあいだに聞こえてくる音を、人生のスピードをゆるめて心を鎮め、
すっきりさせ、深呼吸したり、ほほ笑んだり、リラックスする時間を得るための、
ささやかな気づきの合図とみなすように」。

 

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疲れて集中できないときに、集中力を取り戻す、いい方法。「ブッダの時間」その6

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慌ただしく過ぎゆく人生で、ストレスを感じたり、燃え尽きたりする一番の原因は、
気持ちが集中できないことにあると言います。アメリカ生まれのチベット僧ラマ・
スールヤ・ダスが、左右の脳の違いという観点から、簡単かつ、集中力を取り戻すのに
効果的な方法を教えてくれています。

 

Try to do something that is the opposite of the task you’ve been working on.
Remember that it’s beneficial to give both sides of your brain a chance to work out.
If you’ve been busy using your left brain for intense analytical thinking while studying
or working, revitalize yourself by calling on the right brain. Listen to some music,
for example, let your eyes rest on some beautiful art, or call a supportive friend
for some emotional sustenance. If you’re one of the many people who sit in front of
a computer for most of the day, try doing some stretches or squats to clear the mind-path
and restore energy. Just as experts tell us that the close computer work many of us do
should be offset by staring into the distance every once in a while or getting up to walk
around, it’s important to alternately stimulate the hemispheres of your brain.
This alternation helps counterbalance and reharmonize the two hemispheres and
their yin and yang energies and puts you in sync with the natural flow of energy and time.
それは、今やっている作業と逆のことをするという方法で、左右の脳の訓練にとても
役立ちます。勉強や仕事で、分析的な思考に陥り、左脳ばかり使っているようなら、
右脳を使うことで気力を回復します。音楽に耳を傾けたり、芸術作品を眺めたり、
友人に電話をして元気をもらうのもいいアイデアでしょう。一日中、コンピューターと
にらめっこしているようなら、ストレッチやスクワットで気分転換すると、エネルギー
が戻ってくるはずです。疲労について詳しい専門家も、ときどき遠くを眺めたり
歩いたりして脳のバランスを取り、交互に刺激を与えるよう勧めています。そうする
ことで左右の脳にバランスと調和が生まれ、陰陽のエネルギーが促されて、時間と
エネルギーの自然な流れがひとつになるのです。

 

Don’t discount the possibility that you are putting unnecessary pressure on yourself.
Sometimes I’m working hard, say, to get something to the post office before it closes,
only to realize that one more day won’t make much difference. Ask yourself, Will it really
change anything if this gets done a little later, or tomorrow? If not, relax and work out
a realistic schedule. If so, keep going, but intersperse the task with brief exercise,
meditation, breath, or phone breaks, and don’t worry that they’re keeping you from work,
because they’re not: they’re enabling you to complete it.

それから、自分が自分に余計なストレスを課している可能性も見逃してはいけません。
わたしも忙しいときには、今日の郵便の最終集荷までにあれをポストに投函しなくて
は、なんていうことで切羽詰ることがあります。そして、ああ、別に今日でなくても
いい、明日でも遅くはないのだと気づくのです。今の仕事のペースをゆるめたり、明日
に回したりしたらどうなるかを自分の胸に訊いてみましょう。もし、何も変わらない
なら肩の力を抜いて、もっと大事な仕事を優先しましょう。でも、もし変わるのなら、
そのまま続けてください。ただし、仕事の合間に、簡単な体操や、瞑想、深呼吸、電話
をかけたりして気分転換しましょう。それらは、仕事の妨げではありません。妨げ
どころか、効率よく仕事を完成させるためのとても大事な工夫なのです。

 

 

 

Buddha Standard Time: Awakening to the Infinite Possibilities of Now

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