2020-01-01から1年間の記事一覧
世界から孤立することは恐ろしい。しかし、自分を失くすことも、したくない。この人生のディレンマを、歴史上の賢者たちは、どう解決してきたか? ――20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの言葉に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どう…
宗教という言葉に、拒否反応を示す人とそうでない人がいます。その違いは、どこから来るのか? 20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムは、そもそも宗教には、「権威主義的」なのものと「人道主義的」なものがあり、人に対して、それぞれまった…
そもそも「宗教(religion)」という言葉には、二つに引き裂かれた神と人間を元の一つに戻す、という意味があると言います。「二分性」あるいは「二元性」は、宗教を語るときに欠かせない概念で、例えば、キリスト教など西洋の宗教が「二元性」の宗教であるの…
人間が他の動物と違う大きな原因のひとつが、「理性」を持つということ。それ故に、様々な恩恵を受けてきたが、反面、様々な困難にも直面しています―― 20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの言葉に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、ど…
そもそも「宗教」の定義とは何か?仏教やキリスト教など伝統的宗教以外にも、「宗教」と呼ばざるを得ないものが、現代社会には存在すると言う―― 20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの言葉に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。…
精神的な危機に直面したとき、人がよりどころを求めるもの: 宗教と心理学の共通点とは何か? 20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの言葉に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 What are in common between religion and psycholo…
現代社会において、一人ひとりは、なぜ孤立しているのか? なぜ私たちは、本当にわかり合い、そして愛し合うことができないのか? 20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムによれば、その発端はマルティン・ルターの宗教改革、そして<産業宗教>と…
宗教の大きな目的のひとつは、「生と死の問題」に取り組むこと。奇しくも、ブッダも、イエスも、「死ぬことの恐れ」を真に克服する方法は一つと教えています――20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガ…
「持つこと」は「失うこと」そして「失うことへの不安」へとつながります。人生の不安を無くしたいなら、「あること」の存在様式に生きるべき――20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 …
多くの人は、未知の領域へ「新しい一歩」を踏み出すことを躊躇しがちです。しかし、それができる人こそ、「英雄」と呼ばれるのにふさわしい――20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 Ma…
人間、とくに現代人には、「持つこと」に執着する傾向があり、みずから進んで「与えること」を実践できる人は少ないと言います。しかし、「本物の愛」を実現するには、「与えること」が欠かせない――20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの解…
なぜ私たちは、不幸の原因であるという「持つこと」を捨てることができないのか? 20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 Why cannot we abandon “having,” which is said to be the ca…
マインドフルネスの達人、ティク・ナット・ハンの著作に何度も登場する言葉に「今この瞬間、素晴らしい瞬間」がありますが、私たちが、「今、ここにあること」の素晴らしさに気づいた瞬間から、幸せへの道が開けます。今こそ、人生の目的を、物、お金、名声…
「持つこと」への執着が、いかにあなたの愛と生産性を阻害しているか?20世紀を代表する心理学者のひとりエーリッヒ・フロムが、中世の偉大な神学者マイスター・エックハルトの思想を引用しながら解説しています――バイリンガルで、どうぞ。 To what extent d…
愛し合っている二人は、なぜその愛を新鮮なまま持続できないのか?実は、これも、「持つこと」か「あること」かの違いにあると言います。――解説を、バイリンガルで、どうぞ。 Why cannot a couple in love keep their love fresh? In fact, this also depend…
SDGs (持続可能な開発目標) が地球全体のミッションとなっている今日この頃。人類は、そして私たち一人ひとりは、このままで幸せになれるのか? その分かれ目は、「持つこと」か「あること」かの選択にある――前回まで紹介した「愛するということ」など数々の…
前回では「愛するという技術」を磨き上げるためには、「信じること」が必要とのことでしたが、今回は、「信じること」をさらに掘り下げた内容をお送りします。――バイリンガルで、どうぞ。 In the previous weblog, we have learned that “to have faith” is …
人生には、さまざまな「信じること(faith)」が必要ですが、「愛するという技術」を磨き上げるためには、何よりも、「自分を信じること」が大切だと言います。「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者エーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみまし…
現在「全集中」が大流行していますが、とくに人間関係や、恋愛において、この「集中すること」は非常に大切だと言います。上手く行かないのは、もしかして、あなたが「集中していない」から?「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者エーリッヒ・…
「愛するという技術」を磨き上げるための前提条件の一つに「集中」があると言うことですが、集中力を身につけるためにも必須条件があると言います、それは「ひとりきりでいられるということ」。「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者エーリッ…
「規律」そして「集中」に続いて、「愛するという技術」を磨き上げるために必要な前提条件の残り2つ。「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者エーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 Following “disciplin…
「愛するという技術」を磨き上げるために。その前提条件②。前回の「規律」に続いて、「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者エーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 To hone “the art of loving”: The prer…
「誰かを愛する」ことは、自然に湧き起きる感情ではなく、意志にもとづいた行為。そこには、磨き上げることが可能な「愛するという技術」があると言います。では、その習練を積むための前提条件とは何か?「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者…
私たちにとって「誰かを愛する」ことが、強い感情だとしたら、「あなたを永遠に愛します」と約束することは、根本的な問題の原因になると言います。「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者エーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バ…
誰か特別なひとりの人に巡り合うことが、「本物の愛」の始まり。というのが、実は、もっとも典型的な愛に関する誤解だと言います。「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者エーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、ど…
「本物の愛」を経験するために、私たちが知っておくべき、いくつかのこと。「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者エーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 Several things of which we should know to expe…
愛とは「与えること」であり、「もらうこと」ではない。そして「与えること」は「もらうこと」よりも喜ばしい。その理由は?「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者エーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 L…
現代社会に生きる私たちが見失ってしまった「愛すること」の本当の意味とは?「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者エーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 What is the true meaning of “love,” of which …
現代社会の仕組みは、私たち人間を根底から変えてしまい、「愛すること」を困難にしてしまっていると言います。「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者エーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガルで、どうぞ。 It is said t…
「自由からの逃走」など数々の名著で知られる心理学者エーリッヒ・フロム。「愛するということ」は、彼からの、心揺さぶる問題提起です。「愛」について深く知りたい方、必読です――バイリンガルで、どうぞ。 Erich Fromm is a psychologist well-known for h…