しあわせになる英語 English for Happiness

日曜更新。人生に役立つバイリンガルの学び。

「エーリッヒ・フロム: 生きるということ」。その8。あなたの不安は「持つこと」から生まれている? “Erich Fromm: To Have or To Be?” No.8――Does your anxiety come from “having” ?

 

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「持つこと」は「失うこと」そして「失うことへの不安」へとつながります。人生の
不安を無くしたいなら、「あること」の存在様式に生きるべき――20世紀を代表する
心理学者のひとりエーリッヒ・フロムの解説に耳を傾けてみましょう――バイリンガル
で、どうぞ。

“Having” will lead to “losing,” then to “anxiety about losing.” If you want to get rid of
your anxiety in life, you should live in the “being” mode of existence; Let’s listen to the
commentaries of Erich Fromm, one of the representative psychologists in the 20 th
century ―― more to come both in English and in Japanese.

 

 

 

The anxiety and insecurity engendered by the danger of losing what one has are absent
in the being mode. If I am who I am and not what I have, nobody can deprive me of or
threaten my security and my sense of identity.

持っているものを失う危険から生じる心配と不安は、ある様式には存在しない。もし
私が、私があるところの人物であって、持つところの者でないならば、だれも私の
安心感とアイデンティテイの感覚とを奪ったり、脅かしたりはできない。

 

 

My center is within myself; my capacity for being and for expressing my essential powers
is part of character structure and depend on me. This holds true for the normal process
of living, not, of course, for such circumstances as incapacitating illness, torture, or other
cases of powerful external restrictions.

私の中心は私の中にある。私のある能力と、自らの本質的な力を表現する能力とは、
私の性格構造の一部であって、それを左右するのは私である。これは正常な生の過程に
当てはまることであって、もちろん、人を無力化する病気や拷問や、その他の強力な
外的制限の元では、当てはまらない。

 

 

While having is based on some thing that is diminished by use, being grows by practice.
(The “burning bush” that is not consumed is the biblical symbol; for this paradox.) The
powers of reason, of love, of artistic and intellectual creation, all essential powers grow
through the process of being expressed. What is spent is not lost, bit on the contrary,
what is kept is lost.

持つことは、何か使えば減るものに基づいているが、あることは 実践によって成長
する (燃えてもなくならない<燃えるしば>[出エジプト記3・2参照] は、聖書における
この逆説の象徴である)。理性の、愛の、芸術的・知的創造の力、すべての本質的な
力は、表現される過程において成長する。費やされたものは失われないで、反対に、
守られているものが失われる。

 

 

The only threat to my security in being lies in myself: in lack of faith in life and in my
productive powers; in regressive tendencies; in inner laziness and in the willingness to
have others take over my life. But these dangers are not inherent in being, as the danger
of losing is inherent in having.

あることにおける安心感に対する唯一の脅威は、私自身の中にある。すなわち、生命と
自分の生産的な力への信念の欠如の中に、退歩的傾向の中に、内的怠惰と、進んで他人
に私の生命を譲り渡そうとする意志の中に。しかしこれらの危険は、あることに
内在するものではない。失う危険は持つことに内在しているけれども。

 

 

 

   

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Yet The Sky Is Blue それでも空は青い

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To Have or To Be? (Bloomsbury Revelations)

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  • 作者:Fromm, Erich
  • 発売日: 2013/06/27
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生きるということ 新装版

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