“This house is bugged.” “By who?”
「この家も監視されている」「誰に?」
この予告編の生々しいやりとりからもわかるように、映画「スノーデン」は、
アメリカの国家安全保障局(NSA)」による「盗聴(bug)」と「監視(surveillance)」
の実態を世界に告発した、青年スノーデンの実録物語です。なるべくネタバレに
ならないように、とくに日本に関わるシーンの英語をご紹介したいと思います。
スノーデンの最初の仕事は、日本が標的でした。
We bugged the country anyway, of course.
And we did not stop there. Once we had their communications,
we continued with the physical infrastructure.
We sneaked into small programs in their power grids, dams, hospitals.
The idea was that if Japan one day was not our allies,
we could turn off the lights.
この国(日本)のいたるところに盗聴器を仕掛けるだけでなく、情報網を抑えたら
こんどは、電力網、ダム、病院といった、社会インフラにまで忍び込んだ。
もし日本が、同盟国でなくなったら、電気を止めることもできる、という計画だ。
知らず知らずのうちに、アメリカに、国の根幹を抑えられてしまっている日本。
恐ろしい話ではありませんか。少し前に、「エネミー・オブ・アメリカ」という、
アメリカ社会のいたるところに「監視の目」が光っていることを描いた映画が
ありましたが、現在では、ついにその「監視の網」が、我が国日本にも張り巡ら
されている、と言うのです。この映画は、そういったドキュメンタリーの要素と、
サスペンスフルなフィクションが上手く合体しており、見ごたえのある作品に
仕上がっていると思います。ネットに台本(スクリプト)もアップされており、
現代の情報戦争の実態を英語で知るのに最適。ちょっと歯ごたえのある、社会派の
映画を観たいという方にオススメします。
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