しあわせになる英語 English for Happiness

日曜更新。人生に役立つバイリンガルの学び。

「ジョアン・ハリファックス: コンパッション」。その19。ジョージ・ルーカスも、その重要性を強調している「コンパッション」。その敵とは? “Joan Halifax: Standing At The Edge” No.19――What are the enemies of “compassion,” of which George Lucas, too, puts stress on the importance?

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現代社会において「コンパッション」を妨げているものとは?――バイリンガルで、
どうぞ。 

What hinders “compassion” in the modern world?――more to come both in English and
in Japanese.

 

 

 

Despite the obvious value and benefits of compassion, our world today seems to have
a deficit of it. The deficit is fed by a number of factors, including our ideas about what it
means to care and the disconnection that results from our ever-greater reliance on
technology.

コンパッションは、その価値と恩恵が明らかであるにもかかわらず、今日の世界では
不足しているようです。これには、ケアすることの意味の捉え方や、深まる
テクノロジーへの依存による関係の希薄化など、多くの要因があります。

 

 

Too often today, connectivity is emphasized at the cost of connection, fast thinking is
more valued than slow thinking, growth comes at the expense of depth, building
a portfolio is valued more than building an ethical culture, and perceptions of time
poverty distract us from the present moment.

今日では、本来の結びつきを犠牲にして、通信でつながっていることが重視されます。
じっくり考えるよりもスピードが評価されます。奥深さをないがしろにして、拡大が
重視されます。倫理的な文化を育むよりも、資産を増やすことに価値が置かれます。
時間が足りないという感覚が、今この瞬間から目をそらしています。

 

 

I believe that the antidote to all these ills is make compassion a primary value that we
bring to life within the microcommunity of our one-to-one interactions, and within the
macrocommunity of the planet.

このようなあらゆる病の解毒剤となるのが、コンパッションを基本的な価値とすること
だと考えています。一対一の相互関係というミクロコミュニティでも、この地球という
マクロコミョニティでも、コンパッションを活かすのです。

 

 

In Buddhism, beneficial qualities of the mind have far enemies and near enemies.
Far enemies are opposites; compassion’s far enemy is cruelty. Near enemies are harder to
detect; they are unhelpful qualities that masquerade as helpful ones.

仏教では、心にある有益な資質を妨げる敵は、遠くにも近くにもいるとされます。
「遠くの敵」は反対の関係にあるものです。コンパッションにとって遠くの敵は、
残酷さです。一方「近くの敵」は、無用な資質なのに、有用な資質であるかのように
装っていて、見つけにくいものです。

 

 

For example, pity is a near enemy of compassion, because it involves a sense of regret,
plus deceptive concern for those who are suffering. William Blake, for example, called
pity a distraction, and wrote that it divides the soul!

たとえば、憐憫はコンパッションの近くの敵です。そこには後悔に加え、苦しむ人への
見せかけの気づかいがあります。詩人で画家のウィリアム・ブレイクは、「憐憫に
よって本来大切なことに意識が向かなくなる、憐憫は魂をも分裂させる」と
述べています。

 

 

Other near enemies of compassion include fear and even outrage. Near enemies easily
disguise themselves as allies or analogues of compassion. But these emotions can drain
us so much that we can’t respond in healthy ways to the suffering of others, and we
actually may end up doing harm.

他にもコンパッションの近くの敵として、恐れ、さらに憤りがあります。こうした近く
の敵は、仲間や同類であるかのようにうまく装います。しかし、恐れや憤りの感情を
持つと、人は消耗してしまい、他者の苦しみに対して健全なあり方で応えられなく
なり、結果的に害を及ぼすことになりかねないのです。

 

 

There are other obstacles and challenges to compassion. We tend to oversimplify
compassion, and if we don’t understand how compassion functions in our lives and in
societies, we may have an aversion toward it or even fear it.

その他にもコンパッションを阻む障害はあります。そのひとつは、人がコンパッション
を、過剰に単純化してしまいがちであることです。人生や社会においてコンパッション
が果たす役割を理解していないために、コンパッションを毛嫌いし、疎ましく思って
しまうこともあります。

 



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