分断し対立する社会の羅針盤として、ブッダそしてティク・ナット・ハンから、「正語」を学ぶ――バイリンガルで、どうぞ。
Learning “Right Speech” as the compass in the divided and confronted society from the Buddha and Thich Nhat Hanh――more to come both in English and in Japanese.
When Zen teachers in the United States began to deeply explore the role of speech on
the system we inhabit, we realized how often disrespect and disparagement are found in
family structures, the workplace, and our religious communities. We began to use the
Five Gatekeepers of Speech, questions sourced in the Buddha’s teachings, as a tool for
appropriate communication. Practicing them means that before we open our mouths, we
consider:
米国の禅の指導者たちが、米国社会における話し言葉の役割を詳しく調べてみると、
家庭や職場や宗教的コミュニティのなかで蔑視や非難が横行していることが
わかりました。そこで、ブッダの教えに基づいて「正しく話すための五つの鍵」を
問いかけ、適切なコミュニケーションの方法として活用するようになりました。言葉を
発する前に次のことを考えるという方法です。
1 Is it true?
2 Is it kind?
3 Is it beneficial?
4 Is it necessary?
5 Is it the right time?
一 その言葉は、真実か。
二 その言葉に、思いやりはあるか。
三 その言葉は、役に立つか。
四 その言葉は、必要か。
五 その言葉は、今言うべきか。
These questions are a way of looking deeply into whether what we want to say is
necessary at this time and whether it will really serve. Is this the moment when our words
are needed to turn a situation around for the better? Or might our feedback be received
as bullying, disrespectful, or disempowering?
これらの問いかけは、私たちが言おうとしている言葉が、今このときに必要で、実際に
役に立つのか、しっかりと見定めるものです。状況をよりよく展開するために、その
言葉は今この瞬間に必要とされているか。その言葉が、いじめや軽蔑や、相手の力の
剥奪と受け止められはしないか。そういったことを問うているのです。
Yet when answering these questions, I have had to remember an important element of
Right Speech that Thich Nhat Hanh emphasized over the years. In cases of injustice, of
disrespect, of harm, of abuse, of harassment, of violence, it’s our responsibility to call out
the harm in the name of compassion.
そしてこれらの問いに答えるためには、ティク・ナット・ハンが長年にわたり力説して
きた、「正語」の重要な要素についてもご紹介しなくてはなりません。不正、軽蔑、
害、虐待、嫌がらせ、暴力の状況においては、コンパッションの名のもとに、悪に挑む
言葉を発するのが私たちの責任であるということです。
Nhat Hanh interprets the Buddhist precept of Right Speech with these words: “Do not
say untruthful things for the sake of personal interest or to impress people. Do not utter
words that can cause division or hatred. Do not spread news that you do not know to be
certain. Do not criticize or condemn things that you are not sure of. Always speak
truthfully and constructively. Have the courage to speak out about situations of injustice
even when doing so may threaten your own safety.” Right Speech is courageous speech.
ナット・ハンは、仏教の教えである正語を次のように解釈しています。「不正直なこと
を、自分の関心や人からの評価のために言ってはならない。分断や憎しみを生む言葉を
発してはならない。確かでない情報を言い触らしてはならない。よく知らないものごと
を批判したり糾弾したりしてはならない。常に正直に建設的に語るべきである。不正な
状況について堂々と声をあげる勇気を、自らの安全が脅かされようとも持つべき
である」。正語とは、勇気ある発言のことでもあります。
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