しあわせになる英語 English for Happiness

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「西洋の欲望 仏教の希望」その3。セックスは、本当に、幸せになるための方法か? “Money Sex War Karma” No.3――Is sex really the way to become happy?

 

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日本の禅を会得し、仏教が現代社会においてどのような意味を持つか、刺激的な著作を
発表し続けている、ディヴィッド・ロイ。セックスと幸せの関係について、仏教の観点
から解説しています――バイリンガルで、どうぞ。

David R. Loy has mastered Japanese Zen Buddhism and been publishing provocative
books about the meanings of Buddhism in modern society. He gives us commentaries on
the relation between sex and happiness from a Buddhist perspective――more to come
both in English and in Japanese.

 

 

 

Sex is nature’s way, and marriage is society’s way, to reproduce the species. Genuine
happiness――that is the end of dukkha――for any of the parties involved has little if
anything to do with it.

セックスは性的要求解消方法であり、結婚は人類を再生産するための社会への貢献
なのだ。つまり、当事者たちにとって、セックスは「dukkha(※人生の苦。思い通りに
ならないこと)」の消滅という正真正銘の幸せとはほとんど関わりのないことなのだ。

 

 

We don’t like to hear this, and we don’t want to believe it when we do. “Those intense
feelings I have toward my partner make our physical and emotional bond unique! We are
swept up in something wonderful that helps each of us transcend our individual sense of
isolation and open up to something other than ourselves.”

しかし、私たちはこのことを耳にしたくないし、セックスをしている時には考えたくも
ない。「(セックスをしている時の)パートナーに対する激しい感情は、私たちの身体的
または感情的な関係を特別なものにしてくれる。それぞれが持つ孤独感を超越させ、
何か素晴らしい感覚のようなものに私たち二人は飲み込まれ、自分たち以外の何かに
心を開くのだ」。

 

 

Yes, your relationship is special, but that is simply because it is yours and not someone
else’s. It is part of the game that nature/biology/evolution plays with us, and if we don’t
understand this we are in for a fall and more dukkha

この心の叫びのように、もちろんあなた方の関係は特別なものだ。しかし、それは単に
あなたがあなたのものであり、また他の人も誰のものではなく彼ら自身のものだから
だ。これは性的要求、生物学、進化が私たちと遊んでいるゲームなのだ。このことを
理解しなければ、私たちは負けとなり、さらなる「dukkha」に悩まされることになる
だろう。

 

 

The fall is the disillusionment that later occurs: the discouraging fact that, whether or not
one marries, the relationship never quite works out to be as satisfying as expected,
whether or not one eventually separates. We should recognize the uncomfortable truth
that sex and romance cannot provide the long-term fulfillment――the end of
dukkha――that we usually hope for from them.

「負け」は、後に起こる覚醒でもある。つまり、人が結婚しようがしまいが、また離婚
しようがしまいが、関係は決して期待したほど満足するようには上手くいかないという
落胆するような事実を知るということ、これが「負け」だ。私たちは、セックスと
ロマンスは、私たちが望むような長期間の満足を与えてくれないという不快な真実が
あることを認識すべきである。

 

 

Sex is always nature’s trick, and romance an emotional gloss on it. We anticipate that
our partner will somehow make us feel complete, but that never happens, because no
one else can ever do that for us.

セックスはいつも性的要求のトリックであり、ロマンスはその感情的な部分の「つや」
を意味する。私たちは、セックスパートナーが何とかして私たちを完璧だと感じさせて
くれるだろうと期待するが、それはありえないことだ。なぜならば、誰にもそのような
ことはできないからだ。

 

 

None of this is an argument for celibacy or against sex, nor am I making an argument
against (or for) marriage. Don’t get me wrong: a committed sexual relationship between
two people who cherish and trust each other can be a great joy.

これだけは誤解しないでほしいのだが、私は禁欲主義を肯定しセックスに反対したり、
結婚に賛成・反対かを議論しているのではない。私は、お互いを大切に思い信頼できる
二人の性行為の関係はとても素晴らしい喜びになるということを言いたいのだ。

 

 

The issue is what we expect from our relationships. Without the myth of self-fulfillment
through romance and/or sex, we would be less obsessed with sexuality and therefore
suffer less whenever our expectations are frustrated.

問題は、その関係から私たちが何を望むのかということである。ロマンスやセックスを
通した自己満足の神話がなければ、私たちは性行為に取り付かれることも少なくなり、
期待が裏切られようとも苦しみは少なくなるであろう。

 

 

When we assume that sex is what can really make us happy, that my partner can and
should complete me, we expect too much. Consciously or unconsciously we hope that
romance and sex will fill up our sense of lack, but they don’t and can’t. The Buddhist path
offers us a more effective way to resolve our dukkha.

「セックスは私たちを本当に幸せにしてくれる」「セックスのパートナーが自分を完璧
にしてくれる」と思っているならば、それは期待のし過ぎである。意識的にしろ無意識
にしろ、私たちはロマンスとセックスが私たちに欠けているものを埋めてくれると
望むが、それはありえない。むしろ不可能なのだ。仏教は、私たちにセックスではなく
もっと効果的に「dukkha」の問題を解決する方法を示してくれる。

                           

 

 

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西洋の欲望 仏教の希望

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Money, Sex, War, Karma: Notes for a Buddhist Revolution

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