先日(11/10)放送された「世界一受けたい授業」に登場した「脳科学ダイエット」は、
食事にマインドフルネスを取り入れると、驚くべきダイエット効果があると言って
いました。このブログでご紹介している「からっぽ! 10分間瞑想」の中にも、食事で
できるマインドフルネスのやり方が詳しく解説されています。毎朝10分間の瞑想で
築き上げた土台の上に、食事の時、歩いている時など、日常生活のいたるところで
マインドフルネス(いつでも集中)を取り入れると、ダイエットはもちろん、人生が
ガラリと変わると言うのです。今、注目の「マインドフル・ダイエット」――
バイリンガルで、どうぞ。
Sit down at a table, preferably alone, and free from any external distractions. Don’t worry
too much if there are external sounds that are out of your control as you can build these
into the exercise, in just the same way as you did with Take 10. Before you pick up the
food to eat, take a couple of deep breaths――in through the nose and out through the
mouth――to allow the body and mind to settle a little.
できれば一人で、邪魔が入らない状態でテーブルにつきます。もし自分では
コントロールできない外部の音があっても、あまり気にしないでください。10分間瞑想
の時と同じように、それも瞑想の一部にしてしまえばいいのです。食べ物をもちあげる
前に、まず二、三回深呼吸し(鼻から吸って口から出す)、心と体を落ち着けます。
Next, take a moment to appreciate the food. Where has it come from? What country?
Was it grown or was it manufactured? Try and imagine the different ingredients in their
natural growing environment and even the types of people who would have been looking
after the crops or animals.
次に食べ物を見て、それがどこから来たのか、原産地はどこか、育てられたのか、製造
されたのかなどを考えます。様々な材料が育った場所のこと、さらにはその作物や動物
を育てた人のことまで想像してみてください。
Over time we’ve become completely disconnected from the origins of the food in our diet.
That may not sound particularly important, but in terms of having a broader sense of
mindfulness around food, it can be really helpful.
私たちは今では、日々口にしている食べ物が生まれる場所とすっかり切り離されて
しまっています。あまり重要でないことのように思えるかもしれませんが、食べ物に
まつわるより広い「いつでも集中」の感覚を養う上では、とても大切なことです。
As you do this, notice if there is any sense of impatience in the mind, of just wanting to
get on and eat the food. Perhaps you’re thinking of all the things that you need to “get on
and do.” Whatever the reaction, it’s most likely just conditioned behavior, a habit, but one
that you may well find surprisingly strong.
これをしながら、心の中でいらだちを感じていないか、さっさと食べたいという気持ち
になっていないか、たしかめてください。ひょっとすると、さっさと済まさなければ
ならないたくさんのことが頭に浮かんでいるかもしれません。どんな反応であれ、
それはたいていただの条件反射であり、癖です。けれども、驚くほど強くしみついた癖
もあります。
Now without going on some kind of guilt trip, take a moment to appreciate the fact that
you actually have food on your plate. We can sometimes forget that for many people in
the world this will not be the case at all. This may not be something you like to think
about, but there’s something really valuable in this process, a sense of appreciation and
gratitude is at the heart of stable mindfulness practice.
そこで罪悪感にとらわれたりせず、次に、皿の上に食べ物がのっているという事実を
認め、感謝しましょう。世界にはそうでない人がたくさんいることを私たちは忘れて
しまいがちです。こんなことを考えたくはないかもしれません。けれども、これは
とても大切なプロセスです。感謝する気持ちは、安定した「いつでも集中」の実践の
中心となるものです。
As I say, this next part you may want to do a little more slowly than usual, but no matter
how you do it, do it naturally and without thinking too much about it.
先ほど言ったように、次のパートは普段よりも少しゆっくりやったほうがいいかも
しれません。ただし、どんなふうにするにせよ、自然に、あまり考えすぎないで
やることが大切です。
If it’s a food you’re going to eat with the hands, then notice the texture as you pick it up,
the temperature, and perhaps the color(s). If it’s from a plate, then notice instead the
texture and temperature of the cutlery as you move it toward the food, but taking the time
to notice the colors on the plate.
それが手で食べるものなら、もった時の感触、温度、色などに注目してください。
フォークやスプーンなどを使って食べるものなら、フォークやスプーンの手ざわりや
温度に注目し、また皿の色に注目してください。
As you move the food toward your mouth, shift the focus away from the hands and more
toward the eyes, nose and mouth. How does it smell? What does it look like up close?
And, as you put it in your mouth, what is the taste, the texture, the temperature? You
don’t need to “do” anything. You’re simply observing the different bodily senses at work.
食べ物を口に近づけながら、手から、目、鼻、口に注意を移します。どんな匂いが
しますか。近づけてみるとどんなふうに見えますか。口に入れた時、どんな味、
舌ざわり、温度を感じますか。あなたは何かを「する」必要はありません。ただ体に
感じる様々な感覚を観察してください。
いかがでしたか? ここまでが、食べる前にするべき一連のアドバイス(Part 1)です。
次回では、実際に食べている時のアドバイス(Part 2)をご紹介します。お楽しみに。
Get Some Headspace: How Mindfulness Can Change Your Life in Ten Minutes a Day
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