しあわせになる英語 English for Happiness

日曜更新。人生に役立つバイリンガルの学び。

「悟りを生きる」。その2。幸福への第一歩、「気づき」を認識するための、簡単にできる方法とは? “Living Realization” No.2――What is the easy-to-do method to recognize “awareness,” which is the first step to happiness?

 

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仏教、マインドフルネス瞑想などでも、その重要性が強調されている「気づき」。
幸福への道は、それを認識することから始まると言います。まずは、理論より実践――
バイリンガルで、どうぞ。

The importance of “awareness” is emphasized in the Buddhist teachings and mindfulness
meditation. The path to happiness is said to begin with recognition of awareness. First,
practice rather than theory――more to come both in English and in Japanese.

 

 

 

Recognize awareness

What is awareness? Right now, before you entertain your story of who you are and
before any other thought arises, there is a basic awake, thought-free awareness here.
Awareness is the basic capacity to be aware. It’s as simple as that. If you try to
understand that intellectually, you miss the simplicity of it. Before you think about it, are
you aware right now? That is awareness.

気づきを認識する

気づきとは何でしょう?自分は何者かという物語が浮かんでくる前の、あるいは
それ以外の思考が生じる前のまさに今、ここには思考を含まない気づきが根底に
あります。気づきとは、気づくという基本的な能力です。それほど単純なものです。
それを頭で理解しようとすれば、その単純さを見逃してしまいます。それについて
考え始める前のこの瞬間、あなたは気づいていますか?それが気づきです。

 

 

In recognizing awareness in every experience, it dawns on us that awareness is always
and already present, regardless of what is happening in our lives. This provides a peace
and stability that passes all understanding. In seeing that awareness is ever-present, we
realize that awareness is our real identity. This naturally and effortlessly releases the
tendency to identify with the various appearances (including thoughts, emotions,
sensations, states, and experiences) that come and go to awareness.

何をしていようとも気づきを認識することで、生活のいかなる場面にも気づきは常に
既に存在していることがわかります。それによって、どのような理解も超えた安らぎと
安定感がもたらされます。気づきがずっと在り続けていることがわかれば、気づきこそ
私たちの正体だということを実感します。私たちは、ともすると姿形(すがた
かたち)、つまり気づきの中に現れては消えてゆく様々なもの(思考や感情、状態、
体験など)を自分自身として認識してしまいますが、こうすることで、努力しなくても
自然にそのような習慣から解放されるのです。

 

 

Start with thought-free awareness

Stop and notice the next thought in your story. As that thought disappears, rest as the
thought-free space that is left. That is thought -free awareness.

思考のない気づきから始める

今やっていることをちょっと中断してみてください。その時、あなたがどういう人間か
という物語にまつわる思考が浮かんできたら、それを察知します。その思考が
消えたら、残された思考のない空間として休息しましょう。それが思考のない気づき
です。

 

 

As humans, we are accustomed to relying heavily on thoughts, both for a sense of self
and for information about others and the world. This habitual tendency to rely on
thought creates a belief in separation. The more we rely on thought, the more it really
feels like each thought is pointing to a separate thing.

人間としての私たちは、自分が何者かを知るために、そして人々やこの世界についての
情報を得るために、思考を大変に信頼する習慣があります。そうして常に思考に頼る
ことで、この世界にあるものは別々に独立して存在すると信じるようになります。思考
に頼れば頼るほど、思考が示唆するものは実際に独立して存在するように
感じられます。

 

 

Suffering, seeking, and conflict arise from the belief in separation. Personal suffering
arises because we identify with the thought stream in our minds. If that thought stream is
negative, we experience emotional and mental suffering. Even if it seems to be positive,
that can also be suffering as we try to defend or protect that image when it feels
threatened in some way.

すべては独立して存在するという信念があることで、苦しみや追求、葛藤が
生まれます。私たちはマインドの中の思考の流れに共鳴してしまうために、個人である
ことの苦しみを抱えます。その思考の流れがネガティブなものならば、感情的、精神的
な苦しみを味わいます。たとえそれがボジティブなものに見えても、何らかの形で
それが傷つけられたと感じた場合には、そのイメージを守ろうとして苦しむことが
あります。

 

 

In this sense of separation, we often see ourselves as deficient in some way: “I’m not
good enough,” “I’m not there yet,” “I’m unlovable,” “I’m inadequate,” or “I’m unsafe.” This
sense of deficiency causes us to seek and try to control or change other people and
situations, in some attempt to fix the deficiency. As long as we identify with this core
deficiency story, we cannot find stable contentment, peace, love, and completion.

このように独立して存在している感覚があると、しばしば自分には何らかの欠陥がある
と考えてしまいます。「私には足りないところがある」とか、「私はまだそこに到達
していない」、「私は愛されない」、「私は無力だ」、「私は安全でない」と
いうように、このような欠乏感があると、それを埋めるために何かを追求するように
なったり、あるいは他人や状況をコントロールしたり変えたりしようとします。胸の奥
にあるこの欠乏の物語を自分のことだと認識する限り、安定した満足感や安らぎ、愛、
完璧性を得ることはできません。

 

 

 

 

悟りを生きる ― 非二元へのシンプルなガイド ―(覚醒ブックス)

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