しあわせになる英語 English for Happiness

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「なぜ今、仏教なのか」その2。マインドフルネス瞑想で、なぜ人生の苦しみを軽減できるのか?

 

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有名な科学ジャーナリストである著者ロバート・ライトは、2003年、ある
マインドフルネス瞑想合宿に参加し、仏教の「真実」に迫る「突破口(The Big
Breakthrough)」を開いたと言います。自らの実体験を、専門分野である科学によって
裏づけようとする試みが、すなわち世界中でベストセラーになっている本書。抜粋を、
バイリンガルで、ご紹介します。

 

In mindfulness meditation as it’s typically taught, the point of focusing on your breath isn’t
just to focus on your breath. It’s to stabilize your mind, to free it of its normal
preoccupations so you can observe things that are happening in a clear, unhurried, less
reactive way.

マインドフルネス瞑想で一般的に指導されるとおり、呼吸に集中する主眼は、ただ呼吸
に集中することではない。大事なのは心を安定させることであり、いつも気をとられて
いる対象から心を解放し、いま起こっていることを明晰に、ゆったりと、反応しない
ように観察できる状態に持っていくことだ。

 

And “things that are happening” emphatically includes things happening inside your
mind. Feelings arise within you――sadness, anxiety, annoyance, relief, joy――and you
try to experience them from a different vantage point than is usual, neither clinging to the
good feelings nor running away from the bad ones, but rather just experiencing them
straightforwardly and observing them. This altered perspective can be the beginning of
a fundamental and enduring change in your relationship to your feelings; you can, if all
goes well, cease to be their slave.

「いま起こっていること」には、いま心のなかで起こっていることも含まれる。
悲しみ、不安、いらだち、安心、喜びなどの感覚が自分の内からわきあがったら、
それを普段とはちがう観点から経験してみる。快い感覚に執着したり、不快な感覚から
逃げだしたりするのではなく、ただありのまま経験し、観察する。この視点の転換は、
感覚とのつきあい方を根本から、そして永久に変化させる入り口になりうる。すべて
うまくいけば、もう感覚の奴隷にならずにすむ。

 

When I say we’re going to be exploring the scientific foundation of a Buddhist worldview,
I don’t mean “scientific foundation” in the sense of scientific evidence that meditation can
reduce suffering. If you want such evidence, there are lots of studies readily available
and widely reported, that seem to show as much. And I don’t mean “scientific foundation”
only in the sense of what’s going on in the brain when you’re meditating and starting to
change your view of reality――though I will, to be sure, get into some of the more
important brain-scan studies.

本書では、仏教の世界観の科学的な基礎を探究するが、たとえば、瞑想によって苦しみ
が軽減する科学的な証拠(エビデンス)という意味での「科学的な基礎」ではない。
そのような証拠が欲しければ、それを示しているように見えるたくさんの研究は簡単に
手にはいるし、広く報告されてもいる。また、瞑想をして現実観が変化しはじめている
ときの脳で何か起きているのかという意味だけの「科学的な基礎」でもない。
もちろん、重要な脳スキャン研究はいくつかとりあげるつもりだ。

 

I mean “scientific foundation” in the sense of using all the tools of modern psychology to
look at such questions as these: Why, and in what particular ways, are human beings
naturally deluded? How exactly does the delusion work? How does delusion make us
suffer? How does it make us make other people suffer? Why would the Buddhist
prescription for dispelling the delusion――in particular, the meditative part of that
prescription――work? And would it mean for it to work fully? In other words, does the
elusive state that is said to lie at the culmination of the meditative path――sometimes
called enlightenment――really qualify for that term? What would it be like to see the
world with perfect clarity?

私のいう「科学的基礎」とは、つぎのような疑問を検討するために現代心理学の
あらゆる手法を使うという意味だ。人間はなぜ、どのような形で妄想にまどわされて
しまうのか。妄想はどんなしくみで生じるのか。妄想はどのように私たちを苦しめる
のか。妄想はどのようにして私たちに他人を苦しめさせるのか。妄想を追い払う仏教の
処方箋、とりわけ瞑想はなぜ効果があるのか。そして、それが完全に効果をあらわす
ことは何を意味するのか。いいかえると、瞑想の道の頂上にあるとされる、達すること
のむずかしい境地、「悟り」は、本当にその語にふさわしいのか。一点の曇りもなく、
完全に明晰に世界を見るとはどんなものなのか。

 

 

Why Buddhism is True: The Science and Philosophy of Meditation and Enlightenment

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なぜ今、仏教なのか――瞑想・マインドフルネス・悟りの科学

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