坐って行なう瞑想のやり方には、様々な解説本があり、どれを信頼したら良いのか
迷っている方も多いと思いますが、今回は、その中でも最も信頼されており、
「マインドフルネスのバイブル」とも呼ばれているロングセラー「マインドフルネス
気づきの瞑想 」より、姿勢についての基本原則をバイリンガルでご紹介します。
The most essential thing is to sit with your back straight. The spine should be erect
with the spinal vertebrae held like a stack of coins, one on top the other. Your head
should be held in line with the rest of the spine. All of this is done in a relaxed manner.
坐るときに最も重要なことは、背筋をまっすぐに伸ばすことです。何枚ものコインを
一枚一枚積み重ねるように、背筋をまっすぐに伸ばしてください。そしてその一直線上
に頭を置くのです。このことをリラックスして行ないます。
No stiffness. You are not a wooden soldier, and there is no drill sergeant. There should
be no muscular tension involved in keeping the back straight. Sit light and easy.
The spine should be like a firm young tree growing out of soft ground. The rest of
the body just hangs from it in a loose, relaxed manner.
身体を緊張させないでください。私たちは木製の兵隊でも鬼軍曹でもありません。
背筋をまっすぐ伸ばすのに筋肉を緊張させる必要はないのです。楽に、軽く坐って
ください。柔らかい土からすっと伸びる安定した若木のように背筋を伸ばすのです。
そして背骨以外の身体の部位は、背骨からゆったり下げておいてください。
This is going to require a bit of experimentation on your part. We generally sit in tight,
guarded postures when we are walking or talking and in sprawling postures when we are
relaxing. Neither of those will do. But they are cultural habits and they can be relearned.
ご自分の身体をちょっと調べてみるとわかると思いますが、私たちはたいてい坐って
いるときには身体を硬くしていますし、歩いたり話しているときには慎重に
なりますし、のんびりしているときにはだらしなくしています。瞑想するときには、
このいずれの状態も役に立ちません。しかし、こうした姿勢は日常的な習慣になって
います。ですから、瞑想を始める前に正しい姿勢についてもう一度学び直したほうが
よいのです。
Your objective is to achieve a posture in which you can sit for the entire session without
moving at all. In the beginning, you will probably feel a bit odd to sit with a straight back.
But you will get used to it. It takes practice, and an erect posture is very important.
This is what is known in physiology as a position of arousal, and with it goes mental
alertness. If you slouch, you are inviting drowsiness.
姿勢を整える目的は、瞑想中、身体を動かさずに坐るということです。初めのうちは
おそらく背筋を伸ばして坐るのがちょっとぎこちないと感じるかもしれません。でも、
次第に慣れるでしょう。慣れるまでは練習が必要です。背筋を伸ばして坐ることは、
とても重要なことです。これは生理学の分野では覚醒の姿勢と言われ、心が機敏で
注意深くなります。前かがみの姿勢は眠くなるのです。
What you sit on is equally important. You are going to need a chair or a cushion,
depending on the posture you choose, and the firmness of the seat must be chosen
with some care. Too soft a seat can put you right to sleep. Too hard can induce pain.
それから、何に坐るかということも重要です。坐る姿勢によって座布団やいすが必要に
なりますが、座部の硬さには少し注意してください。ふかふかの柔らかいものだと眠く
なりやすいですし、硬すぎるものだと痛みが出やすくなるでしょう。
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