しあわせになる英語 English for Happiness

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「ダライ・ラマ 科学への旅」その6。脳を鍛えるマインドフルネス。

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神経生物学の新たな発見の数々によって、高齢になっても、脳は変化する可能性を
秘めていることがわかってきたと言います。いわゆる「脳トレ」ですが、仏教は
二千五百年以上も前から、瞑想の訓練によって人間の意識を大きく変えることができる
ことを証明し続けてきました。それが、現在大流行しているマインドフルネス。仏教の
巨人ダライ・ラマによるマインドフルネスの解説を、バイリンガルでご紹介します。

 

One of the most basic mental trainings is the cultivation of mindfulness, especially
performed on the basis of observing one’s breath. Mindfulness is essential if one is
to become consciously aware in a disciplined manner of whatever phenomena may
occur within the mind or one’s immediate environment.

最も基礎的な心理的トレーニングは、「気づき、心に留める」という意味での注意深さ
(マインドフルネス)を養う訓練です。心のなかや身のまわりで起こる現象について
適切な方法で意識的に気づき、知るためには、注意深さは欠かせません。

 

In our normal state, our mind remains unfocused for most of the time and our thoughts
move from one object to another in a random and dissipated manner. By cultivating
mindfulness, we learn first to become aware of this process of dissipation, so that we can
gently fine-tune the mind to follow a more directed path toward the objects on which
we wish to focus.

普段私たちの心は散漫で、何かに集中していることはほとんどありません。思考は
あるものからあるものへとランダムに移っていくのです。注意深さを身につければ、
まずはこうした散漫な心の動きを自覚することができるようになります。すると心の
焦点を当てたい対象に向けて、心をそっと調節して方向づけてやることができます。

 

Traditionally, the breath is seen as an ideal instrument for the practice of mindfulness.
The great advantage of choosing one’s breath as the object of mindfulness training is
that breathing is an instinctive and effortless activity, something which we do as long
we are alive, so there is no need to strive hard to find the object of this practice. In its
developed form, mindfulness also brings about a highly refined sensitivity to everything
that happens, however minute, in one’s immediate vicinity and in one’s mind.

注意深さ(マインドフルネス)がしっかり身についてくると、どんな小さなことでも、
心のなかや身のまわりで起きるあらゆることに対して鋭く研ぎ澄まされた感覚を持つ
ことができるようになります。注意深さを養うトレーニングとしては、伝統的に自分の
呼吸を観察するのがいちばん基礎的かつ最適な方法とされています。呼吸は特別な努力
もせずに本能的に行なうもので、生きている限り呼吸はし続けますから、訓練のために
注意を向ける対象を必死になって探す必要がないのが大きな利点です。

 

One of the most crucial elements of training in mindfulness is the development and
application of attention. Given that a significant percentage of children suffer from
attention deficit problems in today’s world, especially in more materially affluent societies,
I am told that substantial efforts are being made to understand the faculty of attention
and its causal dynamics. Here Buddhism’s long history of training attention could make
a contribution.

注意深さを養うトレーニングの極めて重要な要素のひとつは、注意力を開発し、発揮
することです。今日、特に物質的に豊かな地域で、注意力に欠けるという問題に多くの
子供たちが苦しんでいます。このため注意力という心の機能と仕組みを解明する研究に
大きな力が注がれているそうです。この点、仏教は貢献できるはずです。注意力を
育てるトレーニングにかけては長い歴史を持っているからです。

 

The Universe in a Single Atom: The Convergence of Science and Spirituality

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